世界へ 5章 (ページ45)

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誰もいない公園で2人で話しながら散歩をしていると

「パウリー、ジヌとよく毎日寝れてるn…パウリー、何処見てるの？」

どこかを不思議そうに見てる2匹の視線の先には

「「あ」」

カメラを抱えた男がいた。

「はあ、やっちゃった…」

Jn「アイドルは大変だねえ〜」

次の日世間は

［BLACKPINKノア、浮気か］

と

[BLACKPINKノア、秘密にしていた愛犬の散歩にファン動揺]

で埋め尽くされた

Jn「気分は？」

「まあロロのこと考えると嬉しくないよね。」

Jn「いや俺もな！？まだ会ってないのに敵と認知されたわ、まじでふざけんなよ！？ワールドカップ意地でも見に行くしっ！」

「仕事でしょ。はあ…パウリー、ヒナもしかしたら当分お散歩厳しいかも…ごめんね、ヌナのせいで…」

Jn「まあ…有名人がピッドブル家にいますってなったら偏見と偏った知識と闘犬ってのがあって大変だからね〜、はー怖い怖い、ソロデビュー蹴ってよかったー」

「コイツ……！」

shutdownの活動が始まるから実家までマネオンニが迎えに来た

MN「撮った記者10年目だって。名前も知らないような子会社だったけど、今回の記事で一気に知名度跳ね上がった」

「10年目…か」

メイクも家でやってもらってヘアセットも母がやった

メンバーはもう出勤してるから私を見るために集まっているBLINKや記者しかいなくて

みんなノアー！Aー！こっち向いてー！という声に紛れ込んで聞こえてきた'パウリーとヒナの話聞かせてください！'という禁句ワード

ここにいる全ての人が分かってた。

「だれ？今の」

投稿を見れば禁句ワードだってことくらい分かってた。

「そのカメラね？私を一昨日撮ったのは」

手を挙げている男の元へ歩いていく

「普通なら事務所にこの記事を載せていいか送ってくるのに。アナタは常識も知らないのかしら…

常識知らずのアナタに敬語なんて使う必要ないからタメ口で行かせてもらうわ。」

MN「A抑えなさい」

ポカーンとしてて如何にも話の通じなそうな奴だ。

「事の重大さが分からないようね。

どうして？愛犬の情報が出てないから記事にしただけじゃないか！男と深夜に歩いてたから密告しただけじゃないか！

そう思ってる顔してるわ」

MN「A！」

「今までどうしてこの記事が出なかったかわかる…？
私の事務所が揉み消してたからよ！」

驚いた顔をしてる記者の男。アホズラだ。