世界へ - ４章 -

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ro〔今日はなんていうごはん？〕

〔今日は日本のトンカツっていうごはん！〕

ro〔ベイビーはすごくグローバルなんだ。来る度にメニューを考えてきてくれて、日に日に初めて食べるごはんで少し驚くけど美味しくてすごく幸せだよ〕

〔そう言って貰えて嬉しいよ！もちろん
食事のバランスは取れてないけどね！笑笑〕

ro〔あー適当でいいんだよそんなの！
ベイビーのごはんならなんでもいいさ！！〕



2人でごはんを食べるんだけどソースがないから
クックパッドを見て調べて作った



ro〔じゃあ僕らはごはんを食べることにするよ。
韓国語で'イタダキマス'はなんて言うの？〕

〔チャル モッケッスムニダ〜〕

ro〔OK！チャル モッケッスムニダ〜〕



とんかつを食べる様子が凄く可愛くて



ro〔うわ！美味しい！豚肉もすごい分厚くてジューシーだ！美味しすぎるよ！ベイビー、上手過ぎる！はあ…すっかり胃袋掴まれちゃった…〕


リアクションが満点すぎて動画をそのまま
とんかつの作り方を教えてくれた北斗に送る



〔私の日本の友達が教えてくれたの。私もこの料理大好きなんだ！今度日本一緒に行こうね〕

ro〔勿論！はあ…愛おしいよ、キスしたい気分〕



ずっとニコニコしてるロロが可愛すぎて
こっちまでニヤけるけどカメラがあるから我慢する


ro〔ワールドツアーでアルゼンチンは来るの？〕

〔んー…今の所来ないかなあ…バルセロナとかパリには行くけどまだここでは知名度もないからさ。ロロはよく私に声掛けてきたね？笑〕

ro〔笑 直感でこの人だって思ったからさ〕


ごはんを食べ終えてロロが食器を洗ってくれてる間に
お風呂に入ってバスローブで出てくると


さっきまでの明るく楽しい雰囲気はなく
部屋は暗くて、ベッドで映画を見る準備が出来てた



〔今日はどんな映画を見るの？〕

ro〔ワンダーウーマンさ〕


スペイン語の字幕で英語のまま見るけど


ro〔わお…これが僕の彼女だなんて信じられないよ〕


ずっと目がキラキラしてて



キスシーンになったら少し拗ねた顔をして
ブツブツ文句を言ってたから動画に残しておく


ro〔…誰かとしたことは？〕

〔ノー。悪かったわね、なくて！
私に告白なんて普通は誰もしないわ笑〕

ro〔信じられないよこんな魅力的なのに〕



初めて誰かと体を重ねた




声も耐えられないし涙がこぼれてきた



ro〔大丈夫？つらい…？〕



今までの孤独を全て包み込んでくれるようで



〔大丈夫、嬉しいの〕



すごく幸せだった

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