世界へ - ４章 - (ページ12)

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Lovesickgirlsの活動が終わったから社長に電話する

"ヨボセヨ？Aか？珍しいな。笑"

「うん、コロナで仕事落ち着いてるからさ。
今日Lovesickgirlsの活動終わったんだよ

社長聞いてよ、私今年もたくさん映画にオファーされてるんだよ」

"Aや、もう社長じゃないよ、笑"

とても寂しい

「……あのね、もう私が大好きだったYGじゃないの。

社長がいて、ビッベンおっぱたちがいて…2NE1オンニたちがいて…時々iKONやWINNERやAKMUとご飯食べて…

だからたくさん海外で仕事したの…YG潰しがあっても、
私たちが持ち堪えて頑張ればいいや。って…

でもその仕事も全部ストップされてる…」

"……ごめんな、こんなことになって"

「社長を責めてなんかいないよ、笑

この国の大衆心理がすごく嫌だ…右向け右、左向け左って、この国には個性もクソもないじゃない…

街を歩く人達の服なんてみんな同じで…………
この国はメンバーがいないと楽しくない」

"だからAはずっと海外にいるんだな。

でもAは海外の方が似合ってるよ。
だって普通ならあんなにオファーなんてこないからな！笑

映画も全部見たよ。最高だった"

！！

泣いちゃいそうだ

「………ありがとう、その言葉が欲しかった、笑」

この人には昔からたくさん泣かされたのに

「……私、まだここに残るべきか悩んでるよ。
でも私は社長が大好きだから、時々電話掛けるね。」

たくさんダメだしされたのに

「社長も頑張ってよ。あの馬鹿女の思い通りになってばっかりだから…無罪だって、証明してよ」

やっぱり私は

"……ああ、精一杯頑張ってみるよ"

この人のいないYGにまだ馴染めないんだ