世界へ - ３章 - (ページ9)

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それからお墓に向かうから歩いてお墓に向かえば
相変わらずめちゃくちゃ人だらけで

「うちのお墓はもう少し先かなあ…あそこ」

RO「結構他の家族と離れてるんだね〜」

うちの墓地は他の家族と少し離れている高台にあって

「そうなの。私のひいおばあちゃんは
このベンチから見る景色が好きだったの。座ってみて」

RO「………うわあ、綺麗…」

ベンチに座ったロゼが感嘆あげてるのを見て

「高台に作られてるからキエフの街を一望出来るの」

sw《俺とAはよくここに一緒に来たんだ。
そこの木に凭れてよく一緒に寝てたよ》

広々と使えるベンチにごはんを起きながらそういうサワ

JN《いつ亡くなってしまったの…？》

sw《代々若くして産んでるから俺たちが１６歳の頃だな。俺もAも日本と韓国に行ってたからあまり会えなくて死に目に会えなかったね》

《そうだね…》

それからご飯を食べ始めるけど予想以上に盛りあがって

JS「！？…やー、あんたなんで泣いてんの！」

JN「いやなんか暖かくて思わず…あー、この家族私大好き…わざわざ私達のために英語で話してくれるんだもん…笑」

ジェニが暖かい雰囲気に泣き始めて可愛いし

RO《''こんにちは私はロゼです'》

ya《そうそう！》

みんな言葉を覚えようとしてくれてるし

JS「お、餃子？」

「そうそう、ワレニキっていう餃子みたいなやつ！
中はジャガイモみたいなやつ入ってるかな」

JS「…うわ、これ美味しい！！！」

この子はなんでも美味しいって言ってくれるし凄く幸せで
なんとなくひいおばあちゃんのお墓を撫でる

"A、これ渡してなかったわね"

おばあちゃんに渡されたのは''最愛のAへ''と
書かれた曾お祖母様からの手紙らしきもので

__芸名？じゃあノアがいいわ

__ノア…？

__ええ。ノアであるあなたがあなた自身を守れる方舟を作りなさい。そして作るのよ、新時代を

《……曾お祖母様…私は世界の果てまでこの名前を轟かせるわ…だからここで見てて》