JEONGHAN side ページ26
今日の授賞式はBLACKPINKが出るらしくて
HN「………っ」
思わず息を飲んでしまった。
「………」
一瞬、Aが誰だか分からなかった
"BLACKPINKのみなさんこちらにお願いします"
「「はい」」
俺らとBTSの間に並ばされたAたちは
完全に住む世界が違う気がした。
LI《〜〜》
《〜〜》
メンバーみんなで英語で会話していて
俺らを見ようともせずずっと5人だけでいた
何かあったのかなって思うけど、多分何も変わってない
元々5人はすごく仲がいいからこれが普通だ
変わったのは
「……どうかした？」
俺だ。
HN「あ……いや、」
アカデミー賞を撮って、セレブと共演しまくってて…
昔はファンタスティックビーストとディセンダントだけ出てたけど……今はもう、違う。俺よりも稼いでて、全てがずば抜けていた。韓国一知名度があるって言ってもいい人間だから
HN「ううん、なんでもない、」
こんなにも寂しくなるなんて
HN「アカデミー賞見たよ、おめでとう」
こんなにも心から祝えないものだったなんて思ってなかった
「本当に？ありがとう」
授賞式が始まってからもAは昔のように全曲歌って踊ってた時のようにおちゃらけた様子でいることは少なくて、
ただ黙ってほかのアイドルたちのステージを見てた。
「………」
.
.
.
"ノアさん準備お願いします！"
「はい」
裏に呼ばれて、スペシャルステージはAのステージだったことが分かった。
〜 ♪ 〜 ♪
Burn so Brightの曲に合わせながら
Aが今まで演じてきた役を正面から撮った写真が時系列順にバンバンと流れてきて
DK「デビュー前にファンタビ出るとか普通にエグすぎるでしょ…」
【私が曲を書いてそれが私の映画に起用された。
奇跡だと思うんだけど、こういうことが全て自信に繋がってきたの】
ミッドナイトサンで止まったと思えばステージにライトが当たって、
そこにはギターを抱えて
《あの星みたいに輝けたらいいのに》
Walk With Meを歌ってるA
《月に照らされた星たちと一緒に 一人ぼっちでこの道を歩いてきた
いつも一人で 隣には誰もいなかったのに》
どうしてあんなに綺麗なんだろうか
《でも今はあなたがいて 胸を張って自信が持てるの
どんな暗闇でも 生きてるって感じれる…♪》
Aが笑ってるのを今日初めて見た気がする
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作者名：Starose | 作成日時：2023年9月15日 23時
