世界へ (ページ6)

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それからのこと

私たちはあっという間に卒業式を迎えて

HN「はあ…これからは一日中練習か……」

隣の席で私の肩に頭を預けて項垂れてるジョンハナ

＜きゃーー！！！！！！＞

HN「え、なに？」

「誰か来たのかなあ…」

なんて思っていれば見慣れた顔

HN「足が細くてあのえぐいスタイルは……まさか、、」

？「A〜〜〜〜！！！！！」

「やっぱり」

HN「うわガチか」

TM「卒業式じゃんっ、なに！来ちゃダメなの！？」

「もうっ！変装してきてよ…！」

TM「従兄弟なんだからいいじゃん！
終わったら一緒にジャージャー麺食べようね〜」

「分かったから早くバレないような所にいてよっ…！」

HN「………」

TM「幼馴染のジョンハンくんだよね。初めまして！
よかったら一緒にご飯どう？待ってるね！」

隣でポカーンとしてるジョンハナにニコってしてルンルンでオンマたちの横に行ったテミンおっぱ

HN「……ガチなんだ、従兄弟がSHINeeのテミン先輩ってのは……」

「うん。私にアイドルの道を教えてくれたのはあの人。
努力すれば夢は叶うって、教えてくれたの」

HN「そっか。お互い頑張ろうな」

卒業式が始まって、

＂卒業生答辞イ・A＂

私の出番が来た

「……暖かい陽の光が降り注ぎ、桜の蕾も膨らみ始め、春の訪れを感じる今日、私たち三十回生は卒業の日を迎えました。本日、お忙しい中、私たちのためにご臨席くださいました皆さま、誠にありがとうございます。」

書いてきた答辞の定型文を読み上げ

「……今思い返してみると、郷南高校で過ごした3年間はあっという間でした。入学式を終えて授業が始まると授業の長さと内容の難しさに、合格の喜びは新たな不安へと変わっていきましたが、同時に高校生になったという自覚もじわじわと湧いてきました。」

__お前ら寝すぎだぞ〜

__すいません…彼寝ジョンハンなもので

__お前もだろ

「…堅苦しい答辞もつまらないと思いますので
そろそろ終わりにしますね。

みなさん、幸せに生きてください。
ありがとうございました」

ポカーンとしてる在校生と、私の事を
よく知っている同級生たちはくすくす笑っている

「是非私がデビューしたらよろしくお願いします！」

適当に終わらせてジョンハナの横に座った