世界へ (ページ2)

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「じゃオンニ高校行ってくるね、また練習室で〜」

LI「あ、行ってらっしゃーい！！」

寮を出てバス停まで歩いて待っていると

「はああ……もうバス来ちゃうのにっ…」

もうそろそろバスが来るのに全然来なくて

「アイツ…っ、」

目の前から呑気に欠伸をしながら歩いてくるジョンハナ

「アジョシ乗りますー！！」

急いで腕を掴んでバスに乗り込めば

HN「Aおはよ〜」

やっぱり呑気

「集合時間8:00なんですけど」

HN「でもバス来る前についたよ」

「うるさい時間は守りなさい」

HN「も〜朝から怒りん坊なんだから…」

ぎゅうぎゅうのバスの中で後ろからバックハグをしたまま写真を撮ってくるジョンハナ

「Twitter載せちゃダメだからね」

HN「え、もう載せちゃった。いいでしょ？鍵垢だし」

「はああああ……もう……」

小中高全部クラスが同じな私たちは
もうカップルか！ってくらい一緒にいて

ジョンハンはモテまくるから

HN「ねえ俺の彼女になって。フリでもいいから、
どうにかして俺の周りから排除してーー…」

疲れ切ってたから渋々女の子たちのいる前だけ
スキンシップをしたりして追い払う役をやってた

HN「Aや、今日の放課後何してる？」

「いつも通り練習だけど…」

HN「全然遊べないじゃん！！ここ数年遊んでない！」

「そうだね〜、遊べなくなって３年目になりますねえ」

HN「練習生ってのは休みないわけ！？」

ジョンハナは私と遊びたくて毎回プンスカプンスカしてて

「ジョンハナも練習生になってみたら？歌も上手だし運動神経いいからダンスもすぐ上手になるよ！顔も綺麗だし、テミンおっぱみたいになれると思う！」

HN「テミンおっぱ？SHINeeのテミン？」

「え、そうだよ、私の従兄弟！」

HN「いとこ？SHINeeと？！」

「え、言ったじゃん」

HN「え、テソニヒョンしか会った時ないよ！！」

「忙しいからなあ…私も全然会ってないかな」

ジョンハナがジャイアンだから
すぐ言い合いみたいになる私たち

「寝ジョンハン、授業終わったから帰るよ！」

HN「んーー………」