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郭叫「発表する！まず1人目は…楽華隊の蒙恬！そなたを1000人将に昇格させる。700人増兵し楽華隊を1000人隊とする。」
楽華隊「おー！」
干朸「チッ」
『干朸、舌打ちしない。』
苑劉「元々は1000人将。ここは妥当な決め方ですな。」
『そうだね。』
郭叫「もう1人1000人将に昇格する300人将は…玉鳳隊の王賁！」
玉鳳隊「おー！」
郭叫「それでは解散。」
蒙驁「待て」
土門「殿、何か？」
蒙驁「A5000人将、飛信隊の信。前へ」
苑劉「？」
Aは信の隣には並ばず蒙驁将軍の隣に並んだ。
蒙驁「飛信隊信の力量について考える時、此度の遠征での武功は確かに蒙恬、王騎両人には見劣りする。じゃが、先の魏国との戦の功まで考えるなら300人将以上の力があることは十分示されている。つまりもう1人1000人将の席を設けてやる価値はあると言える。」
郭叫「お待ちください将軍。1000人将が必要なら他にもまだ候補が。それにその者は下僕の出という問題も。」
蒙驁「それのどこが問題じゃ。わしの隣にいるAが自ら飛信隊の信を推薦したのじゃ。」
信「えっ」
郭叫「あっい、いえ。」
蒙驁「とはいえこれはわしの気まぐれ、独断である。この昇格を受ければ、当然周りの反感を大いに買うじゃろう。従ってそれらを黙らせるためにも昇格には厳しい条件をつけねばならん。」
信「厳しい条件。」
蒙驁「敵将の首じゃ。1000人将なら3つ以上、将軍なら1つ以上の首を挙げてもらう。落とせなかった場合は3段階降格し、伍長からやり直しとする。」
信「えっ」
蒙驁「つまり失敗した場合飛信隊は解散となる。どうじゃ、それでも受けるか？飛信隊の信。」
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作者名：佳音 | 作成日時：2023年9月23日 12時
