LUNE【high&low the worst】

#11 ページ11

Youside




マ｢イメージと違った。イケメンだけど、チャラそうじゃん｣





有｢およよ？ねぇーちゃん言うねぇ｣



しれっと有剣は私の肩を抱いてるし


『そうね、チャラいのは間違ってない』


マ｢え、そーなの、？ちゃんと付き合ってるの？｣





有剣がチャラいがゆえ
ほんとに付き合ってるのか疑ってくる





有｢信じられない？笑じゃあ証拠見せてあげる｣


いつもの不敵な笑みを浮かべ

何をするのかと思えば





『は、？え？ んっ』


チュッとリップ音を立てて






キスをしてきた






自分でも真っ赤になってるのが分かるぐらい顔が熱くなる





ドンっと有剣の胸を押すと




離れてくれる



『さいっあく』

有｢ね？ちゃんと付き合ってるよ｣





マ｢ほ、ほんとだね｣




マドカ困ってるじゃん

ほんとに最悪
なんでこんな所で



しかもいっぱい知らない生徒に見られてる


恥ずかしい…




有剣｢あららら、顔赤くしちゃってぇ〜｣



『まじで意味わかんない、なんでこんな所でするの！！』



キレ気味に言うと

ヘラヘラ謝ってくる





『帰る。バイバイマドカ』


マ｢あ、うん！また明日ね｣




先にスタスタ歩いて学校から離れる







有｢おいよ〜！ちょっと待てよ｣



腕を引いて止められる




有｢なんでそんな怒ってんの？｣


『怒ってないよ』

有｢じゃあなんでこっち向かないのぉ？てか怒りたいのはこっちなんだけど？｣






んまぁ、たしかに待たせたのは私だ




『ごめん、遅くなったのは先生の手伝いしててから。それだけ』


有｢連絡も一切くれないしよぉ、どんなけ待ったと思ってんの？｣




いつもより低い声

そんな怒ってる？有剣





『ごめんって言ってるじゃん！』


いつまでも根に持つから腹たって有剣のほう向けば






有｢やぁっとこっち向いた笑｣



ニヤリとして身体を引き寄せられる


引っかかった…。




有｢待たせた事はもう怒ってないけどさぁ、今日2回も俺の事突き放したのは許せないかなぁ｣



『…。だって、有剣が人がいっぱいいるところであんなことしてくるから』


有｢人に見られてもいいじゃん笑 なんなら深い方のキスした方が良かった？笑｣



ニヤニヤしながら顔を覗き込んでくる



『マジでない…』



嫌な顔すれば





有｢まぁ今日は じっくりお仕置きかな？笑｣

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