LUNE【high&low the worst】 (ページ4)

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#4 ページ4

Youside

久しぶりにちゃんとした制服を着た

新しい制服は着慣れなくて

堅苦しい

母｢制服案外似合うじゃないの｣

『……』

義父｢そうだね似合ってるよ、学校頑張ってね｣

この優しそうなおっさんはほとんど知らないけど私の父親

私の顔は母親譲りの整った方
でも母は嫌い

『もう、これからは一人暮らしだから』
『私に一切関わらないで、さようなら』

それだけ朝伝えて家を出た

親に着せられた

ビシッとした制服は首が詰まる

学校に通う途中に

制服の
カッターシャツのボタンを2個外し

リボンを緩める

スカートを折って短くし

外されたピアスを

耳につける

学校に着くと

続々と登校している生徒の目が私に向く

そんなこと気せず職員室に向かう

先生｢おはようございます。藤堂さん今日から清邦女子の生徒ですね。｣

『あぁ、はい』

先生｢ちょ、ちょっと髪の毛それは明る過ぎない？｣

『…、そんなことないですよ。地毛です地毛』

先生｢ほ、ほんとですか？｣

『そーですそーです。大丈夫ですって』

先生｢あ、はい。｣

なにが大丈夫なの笑

染めてるけど

って自分でツッコんどいた

先生の後ろに着いていき

教室に着いた

ガラガラガラ

先生｢はい～みんな席について！今日から転校生がこのクラスにくる。はい、入って｣

ペコって会釈しながら入れば

ザワつく教室

｢え、やばい金髪じゃん｣｢えぇ、ヤンキー？こわい｣｢この子朝いた子じゃん｣｢こんなヤンキーがどうして清邦女子に？？｣｢金髪やばい｣

そんな声が聞こえる

先生｢自己紹介して？｣

『あ、はい。藤堂Aですよろしくお願いします。｣

先生｢はい、じゃあ藤堂さんは1番後ろの席の石井さんの横ね｣

先生に指示された席に移動する

近くを通るとみんな

サッと身を引いたり顔を背けたりする

髪色が明るいだけでそんな怖がるの？

席につけば
横のしっかりしてそうな子が

マ｢私石井マドカ！！藤堂さんねよろしく！｣

元気よく声をかけてきた

『藤堂A、よろしく』

この子は他の子みたいに怖がったりしないのかな