気になるコンビニ店員さん。

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「聞いてない？」


「う、うん…」




聞いてないのはAちゃんの出勤時のことだ。

Aちゃん今日もいるかなあ、なんてぼやいたことが始まり。


炭治郎になんで聞かないんだと責められる。





「だって、恥ずかしいじゃん…」


「善逸はそういうところグイグイいってたろ。

ウザイくらいに」


「うざいは余計だよ」





確かにとそうだったかもしれないけど

俺こんなに上手くいくかもなんて思ったこと初めてだし

何よりウザイって思われて嫌われたくない






「とっとにかく！

俺はAちゃんにはそう思われたくないの！

だから聞かない…」


「普通に聞いたらいいと思うんだが…

まあ会えた時が嬉しいよなそうしたら」






善逸うまくいくといいな、とニコッと笑う炭治郎。

眩しいくらいのその笑顔に俺は手で顔を覆う。






「ほんとお前なんで、いやほんと、まじでなんで彼女つくらないんだよ…ッ」


「またその話か」






何はともあれ本当に俺頑張る。


…今日いるかな

会えるかな。

会ったらまた笑って俺の名前呼んでくれるかなぁ。


そう思いながらAちゃんがいることを信じてまた今日も学校が終わればコンビニに足を運ぶ。





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