白黒彼氏 (ページ5)

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｢あー、待て待て。あともう一つ話がある｣

いきなりの先生の言葉に、動きかけていたみんなの手がぴたりと止まる。

｢一つみんなに大事な話がある。

実は今日、うちのクラスに転校生が来ている｣

え、転校生！？

先生の言葉に私はもちろん、みんなもざわざわと話し出す。

てかいきなり！？
転校生来るなんて一言も聞いてないけど！！

そういうのって事前に話があるものなんじゃ.......

｢３人来ているから、みんな仲良くするように｣

さ、ささささ３人！？！？！？

何、今って転校ラッシュ！？

転校すること流行ってんの！？

頭に驚きとクエスチョンマークが浮かんでいる私たちを無視して先生が、

｢どうぞ｣

ドアの向こうにいる誰かに呼びかけた。

ドア越しにシルエットがうつる。

髪型、体格からいってあれはみんな男の子のようだ。

どんな男の子なんだろう…………

ドアがガラリと開いて、みんなの注目を浴びながら長い脚がのぞく。

その男の子たちの顔を見て、私は…………

本気で息が止まりました。