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…………あれ？
今の声って、廉くん…………だよね？
抑揚のない低い声。
教室にいるときの明るい声ではなかった。
それは声だけじゃなくて。
廉くんの顔には、みんなの心が射抜かれたあの笑顔が全くと言っていいほどない。
これ…………ほんとに廉くん？
｢廉、女子に触られるのあんま好きやないもんなー。
この高校におるのきついやろ？(笑)｣
紫耀くんが笑いながら言ったその言葉に、のけぞりそうになるほど驚く私。
きつい…………？ここにいるのが？
｢まあな。こんなきもいやつばっかだとは思わんかったわ｣
………………へ？
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作者名：アリー | 作成日時：2017年4月22日 14時
