妖ウォ×王教ハイネ×星カビ（第14弾！）

お助け作戦！ ページ32

ここは王宮。
そしてここには最近忙しく飛び回る特殊部隊が泊まっている、のだが。
レオンハルト)だる〜…。
レオンハルトはソファに寄りかかる。
レオンハルト)そいえば皆いないなぁ…。
通りすがりの侍従に聞いてみる。
レオンハルト)皆を知らないか？
侍従)あぁ、ブルーノ王子なら大学へ、カイ王子は軍学校で、リヒト王子はお出かけみたいです、フユニャン王ならジバニャンさんとブシニャンさんを連れて出かけました、USAピョンさんとコマさんも出かけました、メタナイトさんとカービィさんも出かけましたよ。
レオンハルト)ハイネは？
侍従)…ハイネ先生なら、体調を崩されたようで自室で仮眠をとるそうです。
レオンハルト)何だって！
部屋。
勢いよく扉が開く。
レオンハルト)ハイネ！！
ハイネ)…レオンハルト王子。
ハイネはベッドでだらんぬしていた。
レオンハルト)貴様！今日は皆いないから僕と遊ぶ約束をしていたじゃないか！！
ハイネ)…してませんけど…。
すると侍従が入ってくる。
侍従)失礼致します、温かいお茶をお持ちいたしました。
ハイネ)ありがとうございます。
レオンハルト)看病か？
侍従)もちろんです。
レオンハルト)下がれ侍従。
侍従)え？
レオンハルト)僕が看病する！！！
侍従)え？
ハイネ)結構です。
レオンハルト)遠慮するなハイネ！！
ハイネ)大丈夫です、遠慮ではございません、それにあなた看病したこと
レオンハルト)ない！！
ハイネ)ですよね！？なので結構です。
レオンハルト)任せろハイネ！僕が看病してやる！！
ハイネ)怖いんですけど！！！
レオンハルト)そうだな、出来すぎる僕が怖いな！！
ハイネ)何もしてないじゃないですか！ゴホッ。
いつもなら意地でも追い出しているところだが、今のハイネでは到底敵いそうにない、というわけで誰かに電話しよう。
レオンハルト)待ってろハイネ！冷やしタオル持ってくる！！
疾風のごとく消え去ったレオンハルトをよそ目にハイネは携帯を取り出す。
ハイネ)フユニャン王は、忙しそうですし…、カイ王子は軍学校、ブルーノ王子も大学ですし…、あ、メタナイトさん…いや、彼はレオンハルト王子のことあまり知りませんから…、なら、USAピョンさんですかねぇ…、でも特殊部隊で唯一の医者ですから忙しいでしょうねぇ…。

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