協力 ページ10
晩餐後。
ハイネ)どういうつもりなんですか。
フユニャン)そ、そんな目で見ないでください…。
ハイネ)…。
フユニャン)(´;ω;`)
ハイネ)本当に、どういうつもりなんですか。
フユニャン)もちろん、公にするつもりはありませんよ。
ハイネ)…。
フユニャン)信じてもらえないことは承知してますよ。
ハイネ)実は、お話があるのですが。
フユニャン)はい?
ハイネ)先程はすみません、少し嘘をつきました、ローゼンベルク伯爵とは、内密のお話をしていたのです。
フユニャン)内密?
ハイネ)私の考えでは、ローゼンベルク伯爵が四人の王子達の邪魔をしていると思っています。
フユニャン)邪魔、ですか…?
ハイネ)はい、いくつか怪しいことがありまして、まず一つ目の件は、リヒト王子の件です、カフェでひっそりと働いていたことを知っていますか?
フユニャン)えぇ、聞きました、でもヴィクトール国王陛下からお許しが出たと。
ハイネ)えぇ、今は平和です、が、その働いていることを言ったのはローゼンベルク伯爵です。
フユニャン)へぇ、知ってたんですね。
ハイネ)そして二つ目、ブルーノ王子の件です、彼は優秀で、論文の発表会に出た時、彼の憧れのドミトリー教授からお誘いの話がありました。
フユニャン)少し聞いてますよ、学者への誘いですよね。
ハイネ)はい、それを推薦したのはローゼンベルク伯爵です。
フユニャン)またですか。
ハイネ)3件目は、カイ王子の件です、軍学校で起こした暴力事件を知ってますか?
フユニャン)少し知ってます、最近でたらめな記事が出されたけど直されたとか。
ハイネ)えぇ、訂正をするために、フックス君の家に行って、いろいろありましたが、お話を聞いたんです。
フユニャン)噂?
ハイネ)噂だと、ブルーノ王子やカイ王子はどんなことをしても怒られないなど。
フユニャン)はぁ。
ハイネ)それを聞いて暴力に至ったとか、そしてその噂を流したのが家族の親戚とおっしゃっていました。
フユニャン)なるほど、もしその親戚がローゼンベルク伯爵だとしたら、それに、2件続いてるだけで偶然とは言い難いですしね。
ハイネ)それで、頼みたいことがあるのですが。
フユニャン)承知してます、一緒に調べるということですね。
ハイネ)よろしいでしょうか。
フユニャン)はい、私は忙しいので、監視役はUSAピョンに任せます、あとは内密に致しますので。
ハイネ)協力いただき、誠に感謝申し上げます。
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作者名:ハフ桜 | 作成日時:2017年5月17日 22時