１７． ページ19
和也side
もしかして、と思う時、
いつも遅いことが多い。
大切な時でも絶対そうだ。
今回だってそうだった。
俺は小学生の頃、白血病にかかった。
でも、あの時は２年の入院生活を経て完治した。
はずだった。
最近、前と似たような症状が出てきてる。
１か月前の９月から、微熱が続いている。
上がったり下がったりで、体も付いていけず、
体調は悪化している。
今日は、学校で体育がある。
体調が悪い俺には最悪だ。
最初のランニングが特に。
俺の友達の信五は、いつも一緒にいる。
信五「・・・ず・・・和！！」
和也「・・・あぁ、ごめん。」
信五「大丈夫か？
さっきからボーっとしてるし、顔も白い気がすんねんけど・・・」
和也「そんなんいつもだよ(笑)」
信五「そうかなぁ・・・」
そう、今日は特に体調が悪い。
そんな時だった。
和也「わぁ！！」
ドテッ
信五「大丈夫！？」
和也「ごめん、大丈夫だよ。」
信五「うわっ、血すごいやん！！
保健室いこ！！」
和也「うん・・・」
俺らは保健室に行って、ばんそうこうを張ってもらった。
でも、いつまでたっても血は止まらなかった。
その日の午後、授業中のことだった。
ツーッ
和也「あっ・・・」
いきなり鼻血が出てきたのだ。
それを信五が見ていたらしく、
信五「先生！！山野が鼻血出してるんで、洗ってきていいですか？」
先生「あぁ、いいよ。」
和也「ごめん、信五。」
信五「気にすんなよ！
でも、大丈夫か？」
確かに、１０分たった今も全然止まらない。
信五「・・・和！！顔真っ白やぞ！！
大丈夫か？」
和也「え？」
鏡で顔を見てみると、確かに真っ白だった。
和也「ホントだ・・・」
さすがに俺もびっくりした。
その時、いきなりくらっとして倒れてしまった。
信五「和！？和！！」
信五は俺の名前を呼んでいたが、
それに応えることもできずに目の前が真っ暗になった。
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 66人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美紀 - 移行おめでとです気温の変化が激しいので気を付けて更新大変だと思いますが頑張ってくださいね応援してます (2019年12月17日 17時) (
レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
み〜な(プロフ) - さやさん» ありがとうございます！続きは3rdseasonに続いてますので、ご覧ください！！ (2015年2月6日 21時) (レス) id: b2a4288b35 (このIDを非表示/違反報告)
さや - すっごく感動します。すごく続きが楽しみです！ (2015年2月6日 21時) (レス) id: 4d3752c083 (このIDを非表示/違反報告)
さや - すっごく感動します。すごく続きが楽しみです！ (2015年2月6日 21時) (レス) id: 4d3752c083 (このIDを非表示/違反報告)
o-3104(プロフ) - バリおもろいです！ 更新楽しみにしてます！ 頑張ってください( ´艸｀) (2013年3月17日 18時) (レス) id: d10dab8b98 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：み〜な | 作成日時：2012年9月24日 20時
