１３． ページ15
和也side
翔にぃが風邪をひいてから３日がたった。
にぃたちから聞いた話だと、一度は下がったものの、
また４０度近くまで上がったらしい。
風邪をひいた日以来、俺と潤は翔にぃに１回もあってない。
だから、どんな状態だか全然知らなかった。
今日は土曜日で試験前最後の週末だった。
俺と潤は部活も休みで、リビングでボーっとしていた。
すると、ゆっくりとした足音が階段から聞こえてきた。
潤「なぁ、今日智にぃと雅紀にぃは？」
和也「確か店だって言ってた。」
潤「じゃあ、Aは？」
和也「今は病院に定期検査に行ってる。」
潤「じゃあ、この足音って・・・」
和也「・・・翔にぃ？」
俺らは、急いで階段のほうに向かった。
潤「翔にぃ！！」
翔「潤！和！どしたの？」
和也「どしたのじゃねーよ！下りてくんなら言ってくれればよかったのに・・・」
翔「ごめん、いると思わなくてさぁ・・・」
俺らは、翔にぃを支えながらゆっくり下りた。
潤「で、用件は？」
翔「いや、飲み物取り来たんだけど・・・」
和也「何がいい？」
翔「あ、いい、いい。自分で行くから。」
そう言って、フラフラな足で冷蔵庫に向かった。
翔「あ、あったあった。」
翔にぃはスポドリを飲んで、床に座り込んだ。
和也「翔にぃ！大丈夫？」
翔「あぁ、大丈夫。ちょっと疲れただけだから。」
あの距離で疲れるなんて、そうとう体力が落ちてるんだな。
にぃが一息ついたとき、いきなり表情が変わった。
潤「翔にぃ、どした？気持ち悪い？」
翔にぃは、コクリとうなずいた。
潤は、台所に吐けるように連れて行った。
俺らは、翔にぃの口から胃液しか出てこないのを見て、
翔にぃがどれだけ重症なのかを知った。
和也「・・・大丈夫？」
翔「うん。ありがとう。
それより、この部屋暑くない？」
この言葉を聞いて、俺と潤はおかしいと思った。
今日は雨が降っていて、比較的涼しい。
しかも、そう言っている翔にぃは汗をかいていない。
潤「そうかな？結構涼しいよ？」
翔「そう？ま、いいや。」
そう言って、先に行ってしまった。
俺らは追いかけるように行くと、しゃがみこんでいる翔にぃがいた。
潤「どした？」
翔「ちょっと目眩が。でも、大丈夫だから。」
そう言って立った瞬間、
フラっとこっちに倒れてきた。
和也「翔にぃ！！翔にぃ！！」
潤「俺、救急車呼んでくる！！」
ラッキーアイテム
革ベルト
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美紀 - 移行おめでとです気温の変化が激しいので気を付けて更新大変だと思いますが頑張ってくださいね応援してます (2019年12月17日 17時) (
レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
み〜な(プロフ) - さやさん» ありがとうございます！続きは3rdseasonに続いてますので、ご覧ください！！ (2015年2月6日 21時) (レス) id: b2a4288b35 (このIDを非表示/違反報告)
さや - すっごく感動します。すごく続きが楽しみです！ (2015年2月6日 21時) (レス) id: 4d3752c083 (このIDを非表示/違反報告)
さや - すっごく感動します。すごく続きが楽しみです！ (2015年2月6日 21時) (レス) id: 4d3752c083 (このIDを非表示/違反報告)
o-3104(プロフ) - バリおもろいです！ 更新楽しみにしてます！ 頑張ってください( ´艸｀) (2013年3月17日 18時) (レス) id: d10dab8b98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：み〜な | 作成日時：2012年9月24日 20時
