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△115話 ページ25

─A、首に手を当ててみて─




─んー…こう?─




─ええ、そうよ。首はね脈動、精神…あらゆるものに繋がりを持つ大事な所なの─




─複雑だけど、その一つ一つが役割を持っている。Aもその複雑なうちの一つよ─




─なぁにそれ?─




─いつか分かるわ。一人一人と向き合いなさい。太い幹にはなれなくとも、それを支えれる繋ぎにはなれる─




─A、愛してる。ずっと見守っているから…─











『──んん…?ここ、は…どこ?』
「Aちゃん!目を覚ましたのですね!良かった、良かったぁ…!」


『みや、びちゃん?ここは?』


「教会ということしか…」
『そっか。はぁ……』


「私、心配でした。このまま…このまま…Aちゃんが…」


『ごめんね、みやびちゃん…私、自己犠牲気味だからさ。皆の為に 皆の為に、って思えば思うほどに詰めちゃうんだよね…』

「Aちゃん…」




『…あの時に気絶したのはね。…驚かないでね?私の中の記憶がお父さんによって消されてるの』


「えっ、Aちゃんの…お父様に?」


『うん。それで混乱しちゃって…気絶しちゃったんだ。ごめんね…』


「Aちゃんの記憶…私には分かりません。ですが寄り添えることはできます

大丈夫です。私がいます、特進の皆さんもいます。だから大丈夫ですわ」


『みやびちゃん…ありがとう、少し楽になったよ』
「お役に立てたようで何よりです」


暫く二人でいると突然、扉が開かれたような気がした
後ろを振り返ると気絶しているであろう徳川くんを連れた黒百合の人たちが帰ってきた


『徳川くん…』
「おや、目覚めましたか。Aさん」

『徳川くんに何をしたの?』
「悪魔を祓うための第一歩…みたいなことですかね」


悪魔?誰が?徳川くんか?
話している間に黒百合が徳川くんを柱に鎖でくくりつけていた。可哀想過ぎる…

いくら徳川くんが悪魔だからってやっていいことと悪いことがあるって言うのに

私からしてみたら彼らの方がよっぽど悪魔に見えるわ



皆、助けに来てくれるって信じてるからね…お願いだよ

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a-ya(プロフ) - 私はこの作品が大好きです!もう更新されないのでしょうか…🥺 (10月15日 19時) (レス) @page26 id: 672b289667 (このIDを非表示/違反報告)
オタくん(プロフ) - なんか懐かしく感じます!更新待ってます!! (8月7日 14時) (レス) @page26 id: 487a14ebf8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夜宵ノ良 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2022年10月18日 23時

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