△113話 ページ23
「黒百合…？」
「ジャンヌダルク…」
「まずはお前らだ」
「やっぱ家康派の俺らから狙われるか」
「…A、日下部を連れて逃げろ」
『え？今川くん…でも』
「いいから早く逃げろ。俺らは大丈夫だ」
「早く！」
『……分かった。二人とも無事でいてね』
「「あぁ」」
「日下部！…礼を言う」
二人とも黒百合と戦うのか…
注意を引いている間にここから離れなければ！
「行くぞ！」
「ハッ！」
「今川君！真田君！」
『みやびちゃん早く逃げよう！』
「…はい！」
逃げようとした途端、ペリーさんが後ろにいた。そしてペリーさんが私たちの前に突き出したのは家康公記だった。やっぱりあの博士の息子さんが…！
「日下部みやび…来てもらうぞ。桜木Aもだ」
『絶対に嫌だと言ったら？』
「……手荒な真似は望まないが、こうするしか他ない」
するとペリーさんは私に素早く近付いてきて首辺りを手刀でトンッと押した
その瞬間、力が抜けて地面に膝をついた
またか──また倒れるのか…───
「は……Aちゃんっ！Aちゃん！！」
「ついてきてくれるな？」
「こんなっ、こんなこと……！」
「ついてきて、くれるな？」
「……っ、はい」
────────────────
「──やはり、貴方が黒幕だったのですね」
「改めてお話ししたかったですよ、みやびさん…もう一人は気絶していますが」
「誰のせいだと…！やり方が強引過ぎます！」
「あなた方が大した働きをしてくれないからだ」
「家康君に攻撃を仕掛けるのお待ちください」
「何かお考えが？」
「もうしばらく時を頂きたいのです。確かにここ数ヶ月、家康君は私たちに対し暴虐の限りを尽くしてきました
でも私たちも信長君を中心にまとまり、家康君を食い止める目前まで来ていたんです。毎日…少しずつ…
きっといつか信長君は家康君を変えてくれます。彼らは和をもって、いずれ一つになる…
たとえ今はまだ、それぞれが悩んでいたとしても」
「…なるほど。お気持ちはわかりました」
「ありがとうございます…」
「でも、もう結構です」
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a-ya(プロフ) - 私はこの作品が大好きです！もう更新されないのでしょうか…🥺 (10月15日 19時) (
レス) @page26 id: 672b289667 (このIDを非表示/違反報告)
オタくん(プロフ) - なんか懐かしく感じます！更新待ってます！！ (8月7日 14時) (レス) @page26 id: 487a14ebf8 (このIDを非表示/違反報告)
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