届かない距離2【Jin】 (ページ20)

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さっきまで寝てたはずの神宮寺君はさすがアイドルで起きた瞬間から顔が出来上がってたけどそれに対して寝起きですっぴんの私の顔は考えなくてもひどい事はわかってる

さりげなく袖で顔を隠して目だけだして話す

神「Aちゃん俺が今までしてるので髪色何が好き？」

どんな色でも似合ってたから１番が決められない

「、、、」

神「そんな悩んでくれんだ笑」

今目の前にいる神宮寺君の髪はダークブラウンで誰でも茶髪派の私からしたら最高でしかないんだけど

「あ」

神「お」

「あれ！薄い茶色のやつ！」

「ミルクティーブラウン？」

神「半年くらい前のやつ？」

「そう！」

たまたま開いた雑誌でビックリするくらいそのいろが似合っててビックリしたのを覚えてる

神「アレね、ミルクティーブラウンにみえるけどシナモンブラウンなんだ」

「初めて聞いた」

神「多分担当の人が適当につけた名前だろうけどシナモンブラウンって言うんだって」

女子みたいな髪色も似合っちゃう俺さすがじゃね笑

って笑うその顔を同じ毛布のなかで見れただけでもう一生分の運を使い果たした気しかしないから明日から切実に生きよ

神「笑どうかした？笑」

「ちょっと明日のシミュレーション」