届かない距離2【Jin】 (ページ13)

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3桁ねぇ

「3桁って300円くらい？笑」

ふざけて聞いてみれば

廉「このリングに300円とかつけるお前なかなかやで」

神「その50倍なんだけどな」

「待って嘘でしょ、それほんとにそんなするの？」

神「ずっと付けるからね」

いやいやそういう問題じゃないと思うけど

廉「確かに俺も、これ2年くらい付けとるなぁ」

あぁ、なんか廉も3桁までいかなくてもそこそこの金額のネックレス付けてるからな

「ジャニーズってすごいね」

廉「まー、同級生よりは稼いどるよな」

神「芸能界なんてそんなもんだよね」

ついて行こうとか意気込んでたわけじゃないけどなんかこの話に疲れた

「一般人の私にはちょっと分からないみたい」

ダラーんと両腕を伸ばしてカーペットに倒れる

神「俺ずっと思ってたんとけど、Aが付けてるそのブレスレット可愛いよね」

その時、廉がニヤッと笑ったの見逃さなかったから？

「廉が誕生日の時にくれて気に入ってるの」

そう言うと、さっきまで触ったりつまんだり興味を示してたくせに廉からだと言えば「廉からかよ」と呟きながらあっさり手を離した

神宮寺君も変だしそれを見てまた笑う廉も変だ