No.28 ページ31
「私の親友、それで亡くなったから。」
そう言われてすぐに、私は言葉を失った。
親友が...私と同じ病気で...。
しばらく私が唖然としていると、
遥香はもう待てない、と言わんばかりに口を開いた。
遥香「...まさか、人生で2回も、この病気を持っている人に出会うなんて。本当にビックリだよ。」
そう言いながら、遥香は薄っすらと笑みを浮かべた。
その目はとても悲しそうに見えて、なんだかとても申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
遥香「大切な友達をもう1回失うことは、何よりも悲しいけどね。」
その言葉が、私の心にグサリ、と刺さった。
『...それってどういう事?自分は被害者ぶってるってこと?』
遥香「違う、そうじゃない」
『そう言ってるようにしか聞こえない!』
遥香「違うって!!」
遥香がそう叫んだ事で、廊下は一気に静まり返った。
私はそんな事を気にもとめずに、勢いで言葉を続ける。
『なんであの時私に手を差し伸べたの!?自分はこんなにいい子です! とでも言いたかったわけ?!』
遥香「っ...」
私がこう反論したら、
遥香は黙り込んでしまった。
そして私は足早にその場を立ち去った。
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アポロ - わぁ...!(´▽`) コメントありがとうございます! きのこたけのこ両方良いですよね!(* ´ ▽ ` *) 感動できる...!?良かったです!笑 更新頑張れます...。(´;ω;`) (2019年5月13日 13時) (レス) id: 89f365dd47 (このIDを非表示/違反報告)
れいな - 私はきのことたけのこ、迷えない派です!笑笑 この作品、ギャグがあるのに感動して、すごくいいと思いました!! 早く続きが見たいなぁ〜 次の作品、待ってます!! (2019年5月13日 1時) (レス) id: 8c9d53c597 (このIDを非表示/違反報告)
アポロ - 牧さんさん» どっちも美味しいのは分かります(*^^*) でもやっぱり人によって違うんですよねw わざわざコメントありがとうございます(*^^*) (2019年4月27日 21時) (レス) id: 89f365dd47 (このIDを非表示/違反報告)
アポロ - まろまかさん» おおっ! たけのこも美味しいですよね!(*´▽`*) わざわざコメントありがとうございます(*^^*) (2019年4月27日 21時) (レス) id: 89f365dd47 (このIDを非表示/違反報告)
牧さん - 私は、絶対たけのこ派です。 どっちも美味しいですよね! (2019年4月26日 16時) (レス) id: 66f0eb62d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アポロ | 作成日時:2019年2月20日 17時