＿＿＿257 ページ8
.
その後は駅のコインロッカーに荷物を預けて
パワースポットの来宮神社でお願い事をしながら
とっても太くて大きな大楠の周りを一周したり、
吹きガラス体験でオリジナルのグラスを作ったり、
ツツジが綺麗な公園で鯉のぼりを眺めながらお喋りしてたら
将来の子供の話まで発展しちゃったり、
望はどこに行っても風景や私の写真たくさん撮ってくれるし、
やっぱりご当地のご飯屋や
観光客向けの食べ歩きのお店に立ち寄っちゃうし、
自分達やみんなへのお土産も色々選んじゃうしで、
熱海を満喫しまくり！
( ざっくりでごめんなさい……)
.
「 め〜〜っちゃ楽しいねんけど！！！」
『 ほんと！あぁ〜帰りたくない〜〜。笑』
「 なぁ、……もう一泊してまう？」
『 でも帰りは新幹線のチケット取っちゃったもん…
それにこんなGW真っ只中で取れる部屋なんてないでしょ』
「 えちえちなホテルとかなら空いとるかもやん？」
『 だーめ。絶対また来よ？熱海』
.
本当は、私だって楽しすぎて帰りたくないです……
パワースポットでパワー貰えた気がするし、
自然も満喫したし、望はずっとにこにこしてて可愛いし
美味しいものもたーくさん食べられたし、幸せすぎるー( ; ; )
「 最後に、行きたいとこあるんやけど……ええ？」
『 ……？いいよ？』
18時半を回ったころ、望にそう言われてバスで向かった先は
『 わぁ……綺麗、』
「 やっば……めっちゃ綺麗やん…」
夜の海。
幻想的な光で照らされたサンビーチ。
「 ここ、絶対夜に来たかってん。
ちょっと砂浜の方まで歩いてみぃひん？」
『 うん、行ってみたい』
「 靴脱いで……おん、足下気ぃつけてな？」
お互い脱いだ靴を片手に
もう片方の手で手を繋ぎながら海辺まで歩いてきた。
砂浜に腰を下ろすと
望が私の腰を抱いて自分の方に私の体を引き寄せる。
『 望……』
距離が近づいた望の肩に頭を
こてんと置いて寄り掛かかってみる。
すると、私の髪をくしゃくしゃと撫でる望。
何だかロマンチックなムード…
「 波の音、ええなー」
『 うん。ちょっと眠くなってきちゃう。笑』
「 ええよ？寝てもうたら俺がおんぶしたるから」
『 ふふ、無理だって。笑』
「 ………」
…………え？
なに、この手にぎにぎしてるだけの沈黙は。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 583人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
atu66mi67yu129(プロフ) - いつも楽しく拝見してます。どーなるんでしょうか？気になります。これからも更新頑張ってください。 (2019年8月15日 19時) (
レス) id: c65eb063a4 (このIDを非表示/違反報告)
流智LOVE(照史にデレ期◇) - 初めまして！この作品凄い好きです！もしよかったらなんですがお友達になりませんか？これからも頑張ってください！ (2019年8月10日 19時) (レス) id: db4b56f1e4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もも
| 作成日時：2019年8月8日 17時
