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Ryusei side
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『 ん〜〜…なかましゃん、ねむい……』
藤「 おい、……淳太どうすんねんこれ」
中「 ん?んー、…………」
藤「 ……いや、デレデレしとる場合やないで。笑」
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いよいよAさん眠くなってきてもうたみたいで
テーブルに突っ伏しながら辛うじてふにゃふにゃ声で喋っとる。
こんな状況なんに、淳太は眠そうなAさん
じーっと眺めながら観察してんねんで?
ほんまに酔ってはないんやろけど、
やったらそれはそれでめっちゃ怖いで?笑
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『 ん〜〜、のじょむ〜……むかえきて、』
藤「 え、Aさん自分で望に電話しとるやん」
中「 あ、ほんまや。まだそんな意識残ってたとは…」
藤「 いや、淳太ずっとAさん眺めてたんちゃうの?笑」
ほんま呑気やな……
Aさんの電話の向こうから望の声聞こえてくるし。笑
相当焦ってるやろなぁ……ごめんなぁ、望。笑
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「 おいっ!!!お前ら何してくれとんねん!!!」
Aさんが電話を切ってしばらくすると
バンッと勢いよく扉が開いて、息切らした望が
眉間にシワ寄せてズカズカと個室の中に入ってくる。
こりゃ、相当ご立腹や……
中「 はぁ、……もう来よった……」
「 もう来よったやないわ!!!明太子!唇ゲルゲ!妖怪!」
『 んんっ……あ、のじょむきたぁ〜』
望の声に反応したのか、それまで閉じかかっていた目が開いて
Aさんが起き上がった。
「 も〜〜、Aさん何しとるん……
飲みすぎたらあかん言うたやろ?」
『 ごめん、ね?きらいになった……?』
とろんとした目で望を見上げながら望のTシャツの裾を
きゅっと摘みながらそんなかわええこと言うAさん。
「 〜っ、んも、好きやけど!
他の男の前では酔っ払ったらあかんの」
『 はぁい。……のん、すきぃ』
「 わっ、…んっ………」
中「 ほぇ〜〜……」
藤「 おお、Aさん、だいたーん。笑」
『 ふふ〜、はやくおうちかえろ?』
「 せ、せや!はよ帰るで!///」
まさかのAさんから望の首に腕回してちゅーしよった。
望もまんざらでもなさそうやし。笑
淳太は口ぽかーんやし。笑
「 もうAさん連れて帰る!
支払いはお前ら持ちや!!!ふんっ」
藤「はいはい。悪いな、望」
「 ほんま、やってくれたで……」
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atu66mi67yu129(プロフ) - いつも楽しく拝見してます。どーなるんでしょうか?気になります。これからも更新頑張ってください。 (2019年8月15日 19時) (レス) id: c65eb063a4 (このIDを非表示/違反報告)
流智LOVE(照史にデレ期◇) - 初めまして!この作品凄い好きです!もしよかったらなんですがお友達になりませんか?これからも頑張ってください! (2019年8月10日 19時) (レス) id: db4b56f1e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もも | 作成日時:2019年8月8日 17時