＿＿＿22 ページ22
.
“さ、そろそろ戻らへんとみんな仕事できへんな”って。
みんな？ハナテな顔してると
中「 俺、こう見えて課長なんやで？」
ええ！嘘でしょ……
午前中は無我夢中で仕事をした。
電話なども全部私のところに回してもらった。
中間さんのこと考えなくて済むように。
“中間さんと何かあったのかな？”
“いや、絶対何かあったでしょ”
そんな声も聞こえたけど、気にしない気にしない…
.
pm : 0:30
.
今日のお昼休みはある人のところへ行くと決めていた。
ある物を持ってエレベーターに乗って何階か下へと向かう。
自販機のある休憩スペースに座る。
いかにも“誰かを待ってます”感があるのは嫌だから
スマホをいじりながら待つ。笑
5分ほどすると
「 え、Aさん！？」
『 あ、お疲れ様』
外回りから帰ってきたところなのか新年会の詳細を持ってきてくれた
重岡さんと一緒にエレベーターから降りてきた。
「 ごめんしげ、先行っとって」
小瀧くんがそう言うと、重岡さんは“やるやん、小瀧ぃ〜”って
凄いイタズラ顔して営業部へと入っていった。
『 ごめんね、忙しい時に』
「 いや、この後はもう社内なんで全然いいんすけど…」
そう言いながらもびっくりしてる小瀧くん。笑
そりゃ、私から小瀧くんの部署来るなんてびっくりだよね…
私もどんな風の吹き回し…って自分でも思うもん。
.
『 …お弁当作ってきたんだけど一緒に食べませんか…？』
「 ……え？お弁当……」
『 ほんといきなりびっくりだよね。ごめん。笑』
「 ええ！？！？ホンマですか！？泣」
本当に大きな目に涙を浮かべている小瀧くん。笑
『 そんなに嬉しい？笑』
「 嬉しいに決まってますやん(´;ω;｀)」
『 それなら良かった。屋上でも行ってみる？笑』
今日も絶賛大型犬な小瀧くんは尻尾フリフリさせながら
私の後をついてくる。
通りざまに私たちを振り返る女の子がちらほら…
絶対小瀧くんと私のこと、何かあると思ってるんだろうなー…
ま、今となっては何もないって訳ではなくなっちゃったけど。焦
.
「 ん、しょっと……あ、誰もいないね」
屋上特有の重たい扉を開ければ、天気のいい青空が見えた。
何か、屋上とか学生時代を思い出すなー…
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1229人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もも(プロフ) - 夏さん» 夏さん、細かくありがとうございます（ ; ; ）誤字だらけですね！（ ; ; ）気をつけます… (2019年3月20日 18時) (
レス) id: 85b2907961 (このIDを非表示/違反報告)
夏 - 17【会いたいって思ったってくれてて】→会いたいって思ってくれてて、 18【あそのカップルちゅーしとる】→あそこのカップル、 44【今日は家上がるのはいいにしとくわ】→家上がるのは遠慮しとくわ だと思います。 (2019年3月17日 23時) (レス) id: b5ab314d20 (このIDを非表示/違反報告)
夏 - 7【でもその後とお酒を飲み進めていくうちに】→でもその後も、 9【そいえば】→そういえば、 11【ご飯連れてってた言われたのはいいものの】→連れてってと 【本当に小瀧くんみないなイケメンが】→みたいなイケメン、 (2019年3月17日 23時) (レス) id: b5ab314d20 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もも
| 作成日時：2019年1月1日 23時
