188. ただいま。 ページ38
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流星の部屋がある会社の前までしげちゃんが送ってくれた。
重「 ほんまに1人で大丈夫…？ 」
『 はい。…本当に色々ありがとうございました。 』
しげちゃんは部屋までついてこか？って言ってくれたけど
散々甘えてしまったからここから先は1人で頑張りたかった。
重「 明日またどうだったか教えてな。 」
『 はい。じゃあ、おやすみなさい。 』
重「 ん、おやすみ。頑張ってな、Aちゃん… 」
胸の位置で片手をあげると、しげちゃんは1階も振り返らずに
駅までの道を歩いていった。
しげちゃん、本当にありがとう…頑張るね。
エレベーターに乗って30階を目指す。
それはいつもよりも遥かに短い時間に感じた。
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『 ふぅ、……よし。 』
ガチャ
『 …ただいま。 』
「 …っ、Aっ！？ 」
バタバタという音と一緒に流星が玄関まで走ってきた。
「 はぁ……、Aっ 」
『 ちょっと流星っ、痛いよ 』
私のところに辿り着くなり、流星に思いっきり抱きしめられた。
「 もう戻ってきてくれへんのかと思った… 」
『 …ちゃんと流星の話聞かないとと思って。 』
「 そうやんな…ちゃんと話させて。 」
流星は私を放すと、
「 A、しげの匂いする… 」
悲しげに笑いながらそう言った。
そうだよね…
『 …そのことは私もちゃんと話すから。 』
「 …おん。 」
気まずさの残る中、2人でリビングに向かった。
もう夜の10時なのに部屋の中は真っ暗なままで、
何かを食べ形跡もない。
『 流星、…何か作ろうか？ 』
「 ありがとう、でも大丈夫やで。 」
また重い空気が流れる。
何とか2人ともソファーに座ると、流星が口を開いた。
「 俺は、まんまとあいつの罠に引っかかってしまってん。 」
『 …罠？ 』
「 おん。もちろん俺はあいつに恋愛感情は全くないで！？
でも、ちょうど俺と距離が近くなってるところをAに
見せようとしてたんやて。完璧な嫌がらせよな。 」
流星が麗華さんのことを名前じゃなく“アイツ”って
呼んでただけでちゃんと気にしてくれてるんだって
嬉しくなる単純な私…
流星のを見た後とは言え、私の方がよっぽど最低なことをしたのに
流星をこんなに悩ませてしまっていた。
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もも(プロフ) - 桃子さん» よかったです（ ; ; ）これからも引き続き宜しくお願い致します！ (2019年7月29日 22時) (
レス) id: 85b2907961 (このIDを非表示/違反報告)
桃子(プロフ) - ももさん» 5章に飛べました(TT)ありがとうございます！ (2019年7月29日 7時) (レス) id: 7f7215051c (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 桃子さん» 桃子さん、嬉しいお言葉ありがとうございます（ ; ; ）目次の≫この小説の続編を見るから5章目に飛べないでしょうか？（ ; ; ）宜しくお願い致します！ (2019年7月25日 21時) (レス) id: 85b2907961 (このIDを非表示/違反報告)
桃子(プロフ) - 最近1から読ませもらってます！シリーズ5が見れなくて、どうやったら読めますか？これからも楽しみにしています! (2019年7月24日 12時) (レス) id: 7f7215051c (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - あいさん» あいさん、ありがとうございます！今まであまり物語にメリハリがなかったので一波乱起こしてみました（笑）こらからも更新頑張りますので応援宜しくお願い致します(^_^) (2018年7月22日 16時) (レス) id: f8af671286 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もも
| 作成日時：2018年6月23日 21時
