死にたがりの歌い手さん。

さんじゅうさん ページ35

結局、まふのやさしさに包まれて眠ってしまった僕は気がついたらおうちに帰ってきていた。





久しぶりにお絵描きとかして気分転換でもしようかなぁ...。



コツン、




『ん、？...あ、...









教科書、...国語だ、懐かし。』




ちょっと読んでみようかなぁ。
音読とかしちゃう？ww





『真の自立とは。 鷲田清一、、、



...条件付き承認...か、、、』





...○○したら○○してあげる。みたいなやつだよね、
だから、烙印を押されるのが怖くなる...









...難しいな、国語って、



でも、難しいのに向き合うのって...楽しいよな...





気づいたら僕は使いかけのノートに自分の考えをひろげていた。





『んー...っ、疲れた！こんなにノート使ったの久しぶりかもなー、』






学校...虐められなかったら楽しかったのかな、





ま「れんくん。」


『えっ、まふ！いつからいたの？』


ま「音読してるら辺から？？？」


『ほぼ最初だね！？！笑』


ま「...勉強、楽しい？」


『うん、楽しい。...僕、国語好きだったし、すごく楽しい。』


ま「よかったね、...ねぇ、れんくん。大学行きたいなとか、ある？」


『え、？...大学？』


ま「うん、もちろん、高校でもいいよ、全日制が辛いなら通信制でも。...もしかしたらきっと、学べることもっとあるんじゃないのかなって、...今ノートに向かってるれんくんみて思ったの。」


『...僕は歌が歌えたら...それで、全然...』





『あ！！！』



ま「！？、どしたの、」



『こーゆーの、どうかな！！！、ｶｷｶｷｶｷｶｷ...!!見て！！ﾊﾞｯ!!』




(高校中退した僕が君のお話を聞きます。聞き屋さん。料金は全く発生しない、ただのお話。)



『...辛い思いをしている人や、苦しい人、不登校だけど、本当は学校に行ってみたい人、本当は学校を楽しみたい人のために、お話を聞く人になりたい。お金入らないから、その人が笑顔になれるように！！！』



ま「...っ、すごいね、...すごいいいと思う！..Twitterで拡散して、公式のLINEとかにメッセージのお話だったり、が出来るってなったら、救われる人も多くいるんじゃないかな...！」




僕、これを歌と同時にやりたい。









『僕の仕事は、人を助けること！！』

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