死にたがりの歌い手さん。

さんじゅういち ページ33

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「お母さん、ｹﾎｯ…風邪ひいたかも笑」




母「あんたがちゃんと健康管理しないからでしょ。いつもいつも遅くまで起きてスマホ触ってるからよ。」


父「……」





「……。うん。」









「なんかいっつも食べてるんだよね、お腹すいちゃって笑笑」






母「あんたがだらだら食べてるからでしょ。ちんたらしやがって。」




父「……。」






「……。」









僕が何か言うと、それは僕が悪い。僕のせいだ。と母は言った。







初めて自傷が見つかった時もそうだった。

先生達とお話になった時、母は先生たちに食べ物を持っていったのだ。



母「あんたのせいで余計な出費が増えたでしょ」








僕が怪我をした時。


母「あーあ、この絆創膏高いのにさぁ、早く治してよ」









きっと、今考えたら、毒親だったのだろう。






心配をされることなんて、全くなかった。









まふに心配されることに、安心を覚えてしまうほどに。




ごめんね、まふ。
まだ、君から離れられそうにないや。

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今回はトラウマがある人にとっては良くない内容だったかも知れません。申し訳ないです。




これは余談ですが、作中の母の言葉は、僕の「実体験」をそのままに書いております。




何もなさそうな笑顔でいい子が、家庭ではこのような問題を抱えているかもしれませんね。





そんな子達が、少しでも救われますように。




それでは。

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