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本物205 過去 ページ19

ある日、お父さん…初代死神に呼ばれて書斎へと行った。


貴方「呼びましたか?」

初代「うん。」

貴方「えっと、用件は…」

初代「任務の話だ。」


そう言われるとレイラは背筋を伸ばした。


初代「今回の任務は金持ち一家の暗殺だ。」

貴方「え…。」

初代「少し難しいけど、やるかい?」


レイラは少し迷った。

一家の暗殺なんて初めてだ。

しかも少し難しいと来た。

でも、逆にこれは成長できるチャンスではないか?

少し考えてレイラは答えを出した。


貴方「やります。内容を教えてください。」

初代「…分かった。」


家族構成は
父、母、姉、祖母の4人家族。

特に暗殺せねばならないのは父親。

横暴な会社の社長。

というように、書類を読み進めて行くと信じられない物が目に入った。


貴方「これ…」

初代「どうかしたかい?」

貴方「ッ!!い、いえ。それでは、失礼いたします。」


レイラは部屋を出ると、すぐに自室にこもった。


書類には、カローラがのっていた。

これだけで分かる。

カローラを、殺さなければならない。

その書類には、笑顔のカローラの写真も貼ってあった。

はじめて出来た友達を…殺す?


貴方「どう、しよ…」


かといって此処で私が殺すのを断ったとしても、依頼が来ているという事は必ず誰かに殺される。

私が殺すか、他に殺させるか。

助けるという方法は?いや、無理だ。

殺し屋がターゲットを助けるなど、あってはならない。

かといって依頼を取り消させる事は絶対的に不可能。

レイラには、殺すか殺させるかしか選択肢がなかった。

このまま時間が止まってしまえばいいのに。

そう思っても、時間は過ぎ日は進む。

今日は依頼がない。

カローラと遊ぶ日だ。

あぁ、カローラとどんな顔で会えばいいのか。

そう思っても、此処で演技のスキルが使えてしまう自分を憎んだ。

大切な友達に偽りに自分を見せるなど…と言っても本当の自分などある意味見せた事はないか。


カロ「レイラ。私のおうちに来ない?」

貴方「え?」

カロ「最高にもてなすわ!行きましょう!」

貴方「え、あ、うん。」


レイラはカローラの家へといった。

心の片隅で、侵入操作という言葉が出てきた事に、苛立ちを覚えた。

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設定タグ:ハイキュー , 暗殺教室 , 黒尾鉄郎   
作品ジャンル:恋愛
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桜朱(プロフ) - 彩音さん» ありがとうございます!お話がグダグダな所もあったと思いますが…。最後まで読んでいただきありがとうございました!また近々黒尾の小説を出そうと思うのでよろしくお願い致します! (2018年6月11日 17時) (レス) id: aff2664059 (このIDを非表示/違反報告)
彩音(プロフ) - 完結おめでとうございます!!毎回更新されるのを楽しみに待ってました!個人的にこういうストーリー好きなんでめっちゃこの作品気に入りました!(*´∀`*)約1年、お疲れ様でした!! (2018年6月8日 20時) (レス) id: f9bc490121 (このIDを非表示/違反報告)
桜朱(プロフ) - 真理奈☆さん» ありがとうございます!今回で終わるつもりですが、リクエストがあったら受け付けますよ! (2018年2月11日 12時) (レス) id: 67c72a9317 (このIDを非表示/違反報告)
真理奈☆ - 続編おめでとうございます。今回で終わってしまうんですかシュン(´・ω・)でも!最後まで楽しませていただきます! (2018年2月10日 10時) (レス) id: 9b0ee30d9b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜朱 | 作者ホームページ:p://  
作成日時:2018年2月9日 21時

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