本物の私【黒尾鉄郎】part２

本物５５ ページ8

貴方side

闇と一緒に、施設内を案内して排球部の部屋に行ってみれば準備ができておらず…。




凄く申し訳ない。




今は、大広間にいる。




それぞれ、施設側で貸したトランプや人生ゲームなどで遊んでいる。




私はというと、窓から外を見ている。勿論、見張り。




まだ、一週間程日があるとはいえ見張りは怠れない。




今この大広間にも、どれだけ人が隠れているか。




しばらくすると、耳にはめているイヤホン型無線から連絡がきた。




研輔｢ごめん遅くなった。準備出来たよ。｣




貴方｢了解。｣




私は、扉の前にたっている闇に頷いて合図を出した。




音波｢皆さん！お部屋の準備ができました。行きましょう！｣




私は、気づかれないように気配を消して後ろをついて行った。




全員部屋に入ったのを確認して、護衛班の翼隊､朱雀隊に連絡をする。




貴方｢翼隊､朱雀隊行動を開始しろ。｣




二人「了解。」




これからが、本番だ。

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