本物の私【黒尾鉄郎】part２

本物７２ ページ26

朱雀side


さっき、侵入者を見つけた。



翼隊にも連絡をして加勢してもらった。



侵入者は表門の方から堂々と現れた。



裏門の方は翼隊がみていたが、こっちにきたため梢隊に任せているそうだ。



木の上から様子をうかがっているけど、変な奴だ。



翼「どうする。あいつどう考えても変だぜ。」



朱雀「一気に捕まえてーけど、あいつの情報が全くない今、無駄に動けねえ。」



今は、俺の隊の情報屋勇磨と翼隊の情報屋、研輔があいつを調べている。



それにしても何やってんだあいつ。



勇磨「あったよ。やっぱりあいつ、今回の死神殺しのメンバーだ。」



加奈「やっぱりそうだったんだ。」



研輔「おっおい。やべーぞ。」



朱雀「は？なにがだよ。」



研輔「確か、死神殺しが決行されるのは１週間後だったよな。」



奈々花「ええ。そう聞いています。」



研輔「なのになんでだ。もうここは、囲まれてる。」



一同「はぁ！？」



どういうことだ？囲まれてるってことは。



研輔「襲撃する日が、早まっている可能性がある。もしかしたら、今日。」



まじかよ。でもここは、パニックになってる場合じゃねえ。



朱雀「あいつの捕獲は後回しだ。奈々と奈々花はそれぞれでみんなに連絡回せ！」



２人「了解！」



朱雀「２人以外は戦闘準備だ。連絡が出来次第。あいつを仕留める。」



蘭果「でも、罠だったりしたら！」



翼「それでもつっこんでいくのが俺らだろ！」



蘭果「…そうね。分かった。」



絶対に、姐様を殺させたりしない。



戦争の(殺し合いの)始まりだ。

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