本物の私【黒尾鉄郎】part２

本物７９ ページ36

貴方side



貴方「おはよー。」




一同「はざーす…。」



いつも通り眠そう。特に無気力組。




さて、ちゃんと話さないとな。




貴方「眠いかもしれないけど、集まってちゃんと聞いてください。」




そう言うと、眠いながらも主将は皆を集めてくれた。





日向「どうしたんすか？」





夜久「リヴさん？」




集めたんだから、ちゃんといわないと。




そう思うのに…言葉が詰まってなにもいえない。




心臓が、バクバク言ってる。周りに聞こえちゃうんじゃないかってくらい。





ちゃんと、ちゃんといわないと。それがみんなのためでもあるのだから。




貴方「あと…もう少しでここは危険な場所になる。」





赤葦「え？どういうことですか？」





貴方「ここは、殺し合いの場所と化す。」





木兎「こっ殺し合いだとぉ！？」




月島「冗談でしょ？もしそれが本当だったとしたら、僕達はどうすればいいわけ？」





Ｅ組以外の人がそれぞれ意見を言っている中、無線に一本の連絡が入った。





奈々「姐様、来ました。すぐに用意してください。それと、悔いのないように。」





そう言って、無線は切れた。来たか。こうなってしまったものは仕方がない。





私は、全力でこいつらを守るだけ。






貴方「Ｅ組！今すぐ用意しろ！」





Ｅ組「了解！」




二口「は？！いったいなにがおこってんだよ！」





貴方「カルマ。私は着替えて来る。私が戻るまで指揮は任せたよ。」





カルマ「了解。」





こうして私は体育館を離れた。




また会うときは、私としてじゃない。俺、死神としてだ。

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