本物の私【黒尾鉄郎】

本物２７ ページ29

貴方side

貴方「お願い。手伝って＿＿＿カルマ。」




カル「勿論。Ｅ組総勢で助けるよ。」




貴方「ハハッ。変わんないね、勘が鋭いとこ。」




カル「Aほどじゃないよ。」




それから私は、全てのことをカルマに話した。




カル「俺達の命も危ないってことか。まぁ、でも俺も含めて嫌だなんていう奴いないと思うよ。」




貴方「ごめん。私の私情なのに。巻き込むような感じで。」




カル「いざとなったら、Aが守ってくれるでしょ。」




貴方「お気楽な…でも死なせるようなことはしない。烏間さんとの約束だし。」




カル「そっか。じゃあ、俺からもみんなに伝えとくよ。」




貴方「ありがと。頼むわ。」




カル「ん…。じゃ、あんまり無理するなよ。」




貴方「うん。」




ごめんカルマ。その約束、守れる気しないわ。




それからは､ロシアの施設に連絡したり各学校のパソコンに侵入して合宿の事を設定したりと




大忙しだった。




明日は学校。明日から、距離を置く。明日から、戦争。




明日から…




楽しい時を作るのは大変だけど。崩すのは、とても簡単。




あぁ、なんて残酷な世界。




このまま、明日がこなければ何もかも楽にすむのに…。

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