本物の私【黒尾鉄郎】part4

本物１４７ ページ7

貴方Side




私は今部屋に居る。




机に向かって考えている。




これからどうすればいいのかを。




この先あいつらになんの害もなく生活させてあげられる保証はゼロに等しい。




私の事を恨んでいる奴があいつらを殺しに行くだろう。




どこから情報が漏れた？




少なくとも私のパソコンにはハッキングされた形跡はなかった。




勿論ここの施設の物も。




五大幹部の中の誰かか？




いや、それも違う。焦ったような波長は見られなかった。




でも、君人のように波長まで隠せるものがいたら？




そうしたら勢力組の奴らも怪しくなってしまう。




いや、今は波長の事はやめよう。




意識波長まで演じとおせるのは私と君人しかいない。




そう考えよう。じゃないときりがない。




私の事を知っているのは五大幹部と、勢力組、Ｅ組しかいない。




Ｅ組の中に情報を漏らせる人はいない。




そこは論外だ。




貴方「誰が、どうやって…。」




いや…待てよ。




おいおいおいおい、最悪だ！




一人いる。情報をもらせる奴が、Ｅ組に。




もう、あいつしかいない。




私はすぐに立ち上がり、あいつの部屋に向かった。




この考えがはずれていれば…




コンコン




ノックをする。




今は夕食の時間だが、あいつは夕食を食べていない。




いや、正確には食べれない。




貴方「入っていいかな？」




？？「はい。どうぞ！」




部屋の中に入る。




案の定あいつはそこに居た。




？？「どうしたんですか？」




貴方「いや、ちょっとね。話をしようか、律。」




律「はい。いいですよ。」




情報をもらせる奴が一人いた。



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リエーフ！ハッピーバースデー！！

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