本物167 ページ28
黒尾Side
貴方「お前に何が分かる!」
黒尾「ッA。」
貴方「何も知らねぇくせしてっ勝手な事言うんじゃねぇ!」
本気で怒っている。
首元のナイフがどんどん近付いてくる。
首もしめられている。
切られそうだし、息ができねぇ。
黒尾「A…やめ、ろ。」
こいつに、殺される。
貴方「自由に生きられるわけねぇだろ!俺は世界の誇る殺し屋だ!!」
黒尾「A、落ち、着け!ナイフ、はな、せ!」
貴方「死ね!」
殺される。
世亜「おやめください姐様!!」
貴方「ッ!?…あっ。」
世亜さんががたまたま通りかかったらしく、助けてくれた。
黒尾「ゲホッゲホゲホ、カハッ。」
貴方「あ、クロ…ごめ、なさ!」
黒尾「はぁはぁ、大丈夫だ。」
世亜「一応医務室に行きましょう。」
俺は世亜さんの肩をかりて、医務室まで行く事になった。
貴方「クロ、ごめ、なさい。」
Aは、泣いていた。
黒尾「俺の方こそ、勝手な事言って悪かった。」
それだけ言って、俺は医務室へ向かった。
世亜「姐様が申し訳ありません。決して悪気があったわけではありませんので。」
黒尾「分かっています。あれは、俺が悪かったです。」
世亜「あの、敬語とかいいです。私達、16歳ですから。」
16…?
黒尾「え、マジ?」
世亜「はい。マジです。」
16で殺し屋って…。
俺達よりも大人っぽいし。
経験の差って、やっぱすげぇな。
しっかりしてやがる。
世亜「大丈夫そうですね。」
黒尾「え?」
世亜「医務室には行かなくてもよさそうですね。お風呂に入って早く寝てください。」
黒尾「…はい。」
明日、またAに謝ろう。
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桜朱 - 真利奈☆さん» ありがとうございます!真利奈☆さんも気をつけてくださいね! (2017年11月10日 22時) (レス) id: 6f7a2e4a1d (このIDを非表示/違反報告)
真利奈☆ - 体調気をつけ下さいね! (2017年11月10日 21時) (レス) id: 9b0ee30d9b (このIDを非表示/違反報告)
桜朱(プロフ) - なつさん» ありがとうございます!おもしろいといっていただけてとても嬉しいです。今後とも、よろしくお願いします。 (2017年10月26日 20時) (レス) id: 67c72a9317 (このIDを非表示/違反報告)
なつ - すごく面白かったです!この後の展開が気になってます。更新頑張ってください!! (2017年10月26日 19時) (レス) id: 1a405fd683 (このIDを非表示/違反報告)
桜朱 - 海王星さん» ありがとう!いろいろ頑張ります!ふさぐ意味の方もよろしくね! (2017年10月23日 13時) (レス) id: 6f7a2e4a1d (このIDを非表示/違反報告)
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