夏休み･弐拾三【清正】 ページ28
清正視点
昼餉も食べ終え、火元などを片付けると上杉先生…謙信殿と綾御前殿が用意してくださった西瓜で西瓜割りが始まる。
先手はバカが三成の指示で行ったが、大きく場所を外れ砂浜に穴が空く。次は景勝殿が兼続ナビで行ったが…当たりが悪く、割ることは出来なかった。皆が挑むが、当たってもヒビが入る程度で済んでしまい、最後に西瓜を提供してくれた綾御前本人の出番になる。
「A、指示を出して頂いても構いませんか？」
『うん！綾様頑張れー！』
Aはおねね様と参加し、目の保養…楽しんだあと俺の膝に座り皆の応援をしていた。柔らかい……(命は要らないようだなBy吉継)
『綾様そこー！』「ふっ！！」
綾御前殿が振り下ろした棒は西瓜へ一直線に振り下ろされ、周りに衝撃波が飛んだあと綺麗に半分に割れた西瓜が視界に移る。
結局、割ったのは綾御前殿であり酒を飲んで力の加減の出来ない勝家殿や義弘殿でも割れなかった西瓜を割ったことで、また1つ綾御前殿を怒らせてはならないと暗黙の了解が出来た。
割られた西瓜と予備の西瓜を切り分け、西瓜を食べたり、ビーチバレーを始めたりする。
西瓜が食べるのが下手なAはおねね様に食べさせて貰いながら、俺たちのバレーを観戦している。なんだあの領域は天国か？
「いけっ、幸村！！」
「任せたぞ」
「うぉぉぉ！アタックー！！」
よそ見をしているうちに、三成･兼続･幸村の義トリオの連携が完成され、幸村のアタックした凶器(ボール)が真っ直ぐ俺の元へ飛んでくる。
「清正ｧ!レシーブレシーブ!!!」
「清正殿！」
「分かって…ぶふぅっ！」
正則と信之に声を掛けられレシーブの構えを取るが、ボールの威力が凄まじく俺の体は軽くふっ飛ばされそのまま点を取られてしまう。
「うわぁ〜大丈夫？」
「息はあるな」
『清正兄！大丈夫！？』
半兵衛殿と官兵衛殿が俺の生死を確認しに来ると、心配で駆けつけたAが俺の頭を膝に載せる。
「あ、あぁ…俺はへい…ぶほぉっ」
『清正兄ー！！』
「やあね、初心って」
「んな事、言ってる場合じゃねぇだろ」
元親解説
清正はAの胸のアップの凄絶さにダウンし、すぐ様 吉継の清正へのビンタが決まったあとAは小少将に回収、清正は孫市に回収され、審判であった利家の笛により一試合が終わった…ちなみに清正は凄絶に鼻血を出していた
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