7月･拾漆 ページ20
夢主視点
お兄ちゃんたちも訪れ、一時だけ貸切状態に近くなるが段々 交代の時間に近づくと共に2･3年生の兄姉は自分の学年に戻り、一般参加の顔見知りだけ残る。
「Aー！ただいまなのじゃ！」
「お疲れ様です」
「交代だぜー！」
ガラシャちゃん、蘭丸くん、豊久くんも戻ってきて交代の時間になりステージパフォーマンスの時間を確認して、待っていてくれていた信之兄たちの元へ行く。
「ご苦労様でした。立派でしたよA」
「あぁ、最高のもてなしだった。怪我の方は大丈夫か？」
『うん！ありがとう。この怪我は不注意で火傷しただけだから、心配ないよ』
合流すると、労いの言葉と共に信之兄には気付かれていた中指の火傷について聞かれるが、手当てをちゃんとしたと伝えるとほっとした顔で良かったと呟き、両手を2人の手で繋がれる。
「順に2学年、3学年と回って体育館へ行けば丁度良いだろうか？」
『多分、その頃には2学年の劇が始まる前だと思うよ』
「では、2学年の場所へ行けば父上にも会えますね」
3人で回る途中、自由時間中の先輩方や見回り中の先生方に声をかけられてお菓子を貰ったり、混んでいない場所など聞いたりしながら飾り付けされた校内を楽しむ。
2学年は出し物を2つと劇をやることが決まっていて、1つ目の出し物は美術室での【木彫り体験】。勿論、忠勝先生が監修して店番はお市先輩、清正兄、小次郎先輩。
ここでは忠勝先生と信之兄たちが話している間に、清正兄とお市先輩に教えて貰いながら蝶の板彫りを体験し、小次郎先輩と着色して過ごした(忠勝先生に出合い頭に高い高いされた！)
2つ目の出し物はフリースペースでの【勝負屋】。店番である正則兄、甲斐姉、くのいち姉、政宗先輩、武蔵先輩に腕相撲かジャンケンで勝てたらジュースとお菓子の詰め合わせゲット！負けてもお菓子の詰め合わせの小袋が貰えるみたい。
ここで久しぶりにあったからと甲斐姉と稲姉が腕相撲を始め、中々の白熱した戦いに軍配を持った審判の信玄先生も楽しんでいる。
私は武蔵先輩とジャンケンして貰ったジュース飲みながら信之兄と観戦してたよ！(信之兄は正則兄との腕相撲に勝ってた…)
結果は引き分けになり、景品を貰って少し話したあと中庭と弓道場で出し物をしている3年生の元へ向かう。
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