三話 ページ4
仁王「ふぁぁ…あ」
幸村「眠たそうだね。夜、寝られなかったのかい?」
朝練終わり、幸村がふふっと笑いながら話しかけてきた
ふわっとした雰囲気に隠れ、ただならぬ闇を抱えているやつ
仁王「ああ。ちょっとUFOに連れされてしもうてな」
俺がそう言うと、幸村は「それは大変だ」と笑った
その時、
??「うああああああっ!!」
??「きゃあ!!」
遠くで2つの悲鳴。テニスコートからそう遠くない
1つは赤也だろう。だとしたらもう1つは?
なんか……聞いたことがあるような?……気のせいか
俺と幸村は急いで、声が聞こえたであろう場所へ向かった。
仁王「この辺りじゃと思うんじゃが」
??「む、仁王ではないか」
ずっしりと腕を組み、仁王立ちをしている男性が俺に話しかけてきた
彼は、真田弦一郎。良い奴なんじゃが暴力がちょっとのぉ。まぁ愛のムチというやつじゃろうが
幸村「真田も悲鳴を聞いてここに?」
真田「うむ。その通りだ」
その後、すぐに柳と丸井とジャッカルと柳生も来た
幸村「勢揃いだね」
クスクスと幸村がこの状況に対し笑った。「呑気だな」と呟く丸井の声が聞こえた
仁王「ふぁあ…ふ」
真田「そういえば部活中にも欠伸をしていたな。たるんどる!」
幸村「まぁまぁ、今は部活中じゃないんだし」
仁王「そうそう。それに、俺を怒る前にせないけんことがあったじゃろ」
柳「弦一郎。その通りだ。とにかく、赤也を探そう」
真田「む…」
形勢逆転ナリ
その後、切原を捜索(俺は見ていただけ)するも居なかった、らしい。結局、ホームルームが始まるから、と。解散となった
柳「仁王」
仁王「なんじゃ。俺は別に赤也を探すとか言っておらんからな」
柳「仁王が協力しないのは分かっていた。俺のデータ…と、そんな話がしたい訳じゃない。コレを見てくれ」
仁王「……!」
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作者名:けさし☆ | 作成日時:2021年4月2日 16時