二十話 ページ21
A｢……｣
私が、目の前にいる
服は男のひとのだけど
なんか変な感じだ
A｢におーだよね?｣
A(仁王)｢ああ｣
見た目私で、声がにおーって変なの
丸井｢すっげぇじゃん!仁王!｣
ジャ｢マジでAだな｣
幸村｢異性まで出来るなんて、イリュージョンは奥深いね｣
A(仁王)｢まぁ、長くは持たないと思うけどね｣
あ、声が変わった。話し方も
真田｢うーむ。声まで同じだな｣
A(仁王)｢当然!なんたって私だからね!｣
丸井｢おー、Aよく言ってたなそれ｣
柳｢何かと褒めたら、"私だから"と返してきていた｣
柳生｢…懐かしいですね｣
私、そんな性格だったんだ
私だからね、か
A｢っ……｣
なに……?頭が…
私は突然、頭の痛みに襲われた
そして、脳内に映像が流れ込んできた
___
＿＿＿
A｢おーい!比呂士ー!｣
柳生｢Aさん。どうかしましたか?｣
A｢えっと、……む、私は比呂士に用があるんだよ?雅くん｣
仁王｢よぉ見破ったのぉ｣
A｢ふふん。なんたって、私だからね！わかって当然だよ!｣
仁王｢ふっ、そうか｣
A｢ほらほら、騙したお詫びに、一緒に比呂士を探してね!｣
仁王｢え、俺は_｣
A｢はーい!レッツゴー!｣
＿＿
＿＿＿＿＿
??｢ちょっとおおおおおお!｣
A｢!?｣
謎の叫び声とドアが開け放たれる爆音に私は我に返った
爆音のした方に視線を向ける
??｢俺だけ除け者にしてなに遊んでるんっすか!｣
なんか見覚えのある男子
A｢あのときの…!｣
私がそういい、わかめ頭を指さすと彼も私を指さし叫んだ
??｢あああ!あの時の!!アンタがなんでここn＿＿｣
あ、ブンブンがわかめを叩いた
丸井｢こーら。先輩にアンタはねぇだろい。赤也｣
赤也と呼ばれた男子は、私をちらっと見ると
切原｢先輩!?そんな雰囲気じゃ、というか私服なんっすから分かるわけないっすよ!先輩に見えないっすもん!チビだし!｣
そこまで…言わなくても
なんだかかなしい…な
切原｢てかよく見たら2人いる!?双子!?片方でけえけど!｣
続く
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作者名：けさし☆ | 作成日時：2021年4月2日 16時
