十四話 ページ15
A｢はなして、ください｣
モブ1｢まぁまぁそう言わずに、ちょっと俺らと遊んでこーよ｣
モブ2｢へぇ、確かに可愛いじゃん｣
見つかった私は、何故か2人に無理やりどこかの部屋に連れて行かれた。サッカーなんとかって書かれてた気がする
モブ1｢だろ!授業サボってまで探しに来て正解だったわ｣
A｢あの…私、すること、ある。ます｣
私がそう喋ると何故か笑いが起きた
わけがわからない
モブ1｢あれれ?もしかして、日本語話せない感じ?教えてあげよーか?俺達が｣
怖い
モブ2｢そういえば、コイツなんで私服なんだろうな｣
モブ1｢さぁな。まっ、どーでもいいじゃん｣
A｢きゃっ｣
グッっと強く私の腕を捕まれ
モブ1｢いー声出すじゃん｣
そのまま、壁に抑え込まれた
モブ1｢諦めなよ。今は授業中。誰も助けになんか来ない｣
怖い
怖い
怖い怖い怖い
A｢誰か、助け＿＿｣
口を塞がれた
モブ2｢危ない危ない。いくら授業中でも騒がれたら面倒だ｣
モブ１｢ナイスー。じゃ、始めて行きマース｣
プチプチと、服のボタンを外される
体は固定され抵抗出来ない。声も出せない
怖い
誰か
助けて__
そう思った。願った。その瞬間
バァアンと、大きな音をたてて、扉が開く
??｢…その汚い手を離しんしゃい｣
モブ1｢はっ!?なんで今授業中じゃ｣
男は慌てて、私から手を離した
もう1人の男も同様だった
モブ2｢こいつ…確か、3年の｣
そして、舌打ちをしたかと思うと２人は走って部屋から出ていった
私は、その場に崩れ落ちた。震えが止まらない
すると、1人の白髪の男が私の前でしゃがんだ。顔は暗くてよく見えない
そして
??｢別になんもせんよ｣
と優しく声をかけてくれながら、外されたボタンをかけ直してくれた
A｢……｣
まだ震えが止まらない
??｢怖いか?俺が｣
そのといに私は、俯きながら首を横に振った
??｢そうか。よし、立てるか?｣
スっと手を差し伸べてくれ、私はその手をとった
A｢ありがと、ございます…｣
明るい光が、目に届く
外だ
私は、隣の男にふと目をやった。目が合った
すると、その男はうっすらと笑みを浮かべこう言った
??｢あぁ…やっぱり、Aじゃ｣
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作者名：けさし☆ | 作成日時：2021年4月2日 16時
