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十一話(NGあり) ページ12

俺と柳生と柳は部室に戻った




丸井「おっせー」



ジャ「柳も一緒だったのか。戻らねえと思ったら」




真田「ふむ。なにやら吹っ切れたようだな。仁王」




仁王「まぁの」




俺は、そう返事をすると彼の前に立った




幸村「どうしたんだい?仁王」




幸村だ




仁王「さっきの件じゃが」




幸村「…やっぱり。忘れたわけじゃなかったんだ」




仁王「忘れた振りをしとった。そうした方がみんなに迷惑をかけんと思ってな」




幸村「そう。それで?俺を殴りにでもきたの?」




仁王「いや、お礼を言いに来たんじゃ」




目をぱちくりとさせ、俺を見た




幸村「え?」




仁王「ありがとな。俺を気遣ってくれたんじゃろ。それに幸村のおかげで俺は気づけた。きっかけを作ってくれた。ありがとう」




幸村「っ…馬鹿じゃないの…?」




どんっと軽い衝撃が、胸に感じた




幸村が、俯きながらポカポカと俺の胸辺りを殴っている




幸村「どんだけ悩んだと思ってるんだ!」




仁王「すまんかった…。俺が弱かったから」




幸村「どれだけ心配したと思ってるんだ…」




ズルッと、その場に幸村は崩れ落ちた




仁王「幸村…」




幸村「もう、大丈夫なんだよね?」




仁王「ああ」




そう返事を返すと、幸村はスっと立ち上がり服で顔を拭くとこちらを見た




幸村「俺を心配させた罰として、外周50」




仁王「はぁ!?」




真田「それはいい。今日の朝練で欠伸ばっかしていたからな」




幸村「じゃあ、プラス30で」




80周やないか!




仁王「鬼か」



幸村「え?」



いや魔王じゃった



柳生「頑張ってください」



ジャ「なんかいつも通りに戻ったな」



柳「良いことだ」



丸井「俺このままだったらどうしようってめっちゃ思ってたわ」




真田「ふん。そんなことは俺がさせん」




丸井「おー流石副部長さま」


_______________

NG1



幸村「っ…馬鹿じゃないの…?」



仁王「ぐふぁっ…」



柳「精市。殴る強さを考えろ」



柳生「かなり吹っ飛んでいきましたね」



幸村「あれ?抑えたつもりだったんだけど」



仁王「………」



丸井「おーい。大丈夫かー仁王」(ツンツン



ジャ「"まおう"ってダイイングメッセージ残してるけど」




真田「カアアアアアッット!!」



切原「いや副部長が言うんすか」←ずっと舞台裏にいた

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設定タグ:テニスの王子様 , 仁王雅治 , シリアス   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:けさし☆ | 作成日時:2021年4月2日 16時

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