ｺﾞｰﾙﾃﾞﾝｱﾜｰ -sister girl-

濃いピンク ページ26

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ある日の仕事おわり



「つっかれたあ」



連日0:00をまわっての帰宅に正直疲れていた





メールを見ていると


ふと目に止まった


"玄樹くん"の文字




「電話、、していいかな」




夜遅いし迷惑かなと思いながらもダメ元でかけてみた




なかなか出なくて諦めかけたその時



『もしもし？』

「でたあ！！」

『幽霊みたいに言わないでよ(笑)』



今1番聞きたかった声が電話越しに聞こえた



「あのね、すごい話したくてね

夜遅いし迷惑だったよね！？ごめんね！

でも話したくて、、」

『わかったわかった(笑)』



私だったらこんな時間に電話とかキレる←ならかけるなってことなんだけど



でも玄樹くんはすごい優しくて



やっぱりいいお兄ちゃんで。




『疲れてるの？』


なんて電話越しでもバレてて




たくさん仕事の話も話して


それ以外にもメンバーの話もしたり


関係ない話したり



いつの間にか1時間。



『明日も早いんじゃない？』

「んー、でもまだ話したい」

『いつでも電話してあげるから早く寝たら？』

「えー、、」

『テレビもAが出てるやつ全部見るから、わがまま言わないの』





玄樹くん会いたいなあ




マイペースでわがままな姫気質だけど


本当はすっごい優しくて




今1番大変なのは玄樹くんのはずなのに


私なんかの心配してくれる




「話せてよかった」

『俺もだよ、頑張ってね』

「玄樹くんもだよ！

ずっと待ってるからね！」

『ありがとう』




私のことをこうやって思ってくれてるように


私だって思ってる



待ってるよ、玄樹くん

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