story14 Kaito side ページ14
#Kaito side
「じゃーねー！！」
メンバーと別れて数分
突如鳴り出したケータイ
「うおっ！！」
画面に表示された番号は知らない番号だった
渋々出た電話
「もしもし？」
『、、、』
「あの？」
『、、けて』
「え？」
『たす、、けて、海人くん』
弱々しくすごく小さな声だったけど
直ぐに、ひめちゃんだってわかった
「どこにいるの！？」
『公園、、変な、人に絡ま、れて、逃げた、、ら追いかけられて、、
こわい、、よぉ』
泣いているのか途切れ途切れに話すひめちゃん
「今行くからそこで待ってて！すぐ行くから！」
俺たぶんチーターより早く走ってる
それぐらいの速さで猛ダッシュした
通行人を綺麗に避けて
信号に１回も引っかからない俺は運がいい
公園につくと3人くらいの男の人がウロウロしていた
本当は立ち向かいたかったけど
まずはひめちゃん
少し探すと草むらの陰で小さくなるひめちゃんの姿があった
「ひめちゃん！」
「、、海人、、くん」
「大丈夫だった？何もされてない？」
「うん、、」
ケータイを握りしめる手は震えていて
ひめちゃんの恐怖を物語っている
「おれ、、一発行ってくる」
そう立ち上がると
「だめ、、。怪我されたら困る、、」
止められた
「とりあえずここから出よう」
震えるひめちゃんの肩を抱き抱え公園を後にした
「どこ行こうかな、、」
「私の家、この辺」
「え？」
「いや、、あの、、ひとりこわいから、一緒にいて欲しいなって、、、、」
まさかの声に驚きを隠せない海人です
「いいの？」
恥ずかしそうにコクっと頷くひめちゃん
「おじゃましまあす」
とあるマンションの一室
白を基調とした綺麗な部屋
「ひとりで住んでるんだ」
「今の専門学校行きたくて上京してきたから」
まだ少し震えてる手を握る
「まだ怖い？」
「、、、、」
「大丈夫だよ。もう俺いるから」
「、、ありがとう」
しばらくしてだいぶ落ち着いたひめちゃん
「じんくんが海人くんの連絡先くれたんだ」
「え、あれひめちゃんに行ったの！？」
「え？」
「急に連絡先書けとか言われてさ」
「そうだったんだ」
「じゃあこれはじんのおかげでもあるね」
「そうだね(笑)」
これを機に俺の連絡先登録しといてね
そう言ったら
わかった
と笑顔で言ってくれた
じん、ありがとう
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 297人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かれん(プロフ) - 0519namiさん» そんなこと言っていただけて嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2019年2月9日 23時) (
レス) id: 1d5eab86c5 (このIDを非表示/違反報告)
0519nami(プロフ) - 凄く面白くて好きなお話です！続きのお話しを楽しみに待ってますので更新頑張って下さい！ (2019年2月9日 20時) (レス) id: 50354e6784 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：かれん | 作成日時：2019年2月8日 17時
