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ステージ前までまだ時間がある



そう言えばピアスが片方無いことに気づき





「ヨシくんメイク室でピアス落としたかもしれんから見てくる」





YS「うん!わかった。行ってき!」




ヨシくんに伝え、メイク室へと戻る






するとヌナがメイク道具を直していて、俺に気づくと






「どうしたの?サヒ」







「あーっ、探し物あって、すぐ見つかると思うけど」





「そう??時間なさそうだし一緒に探すけど」




「じゃあお願いするわ。さっき付けてたピアスどっかいってもうて」




「んー、どこだろ。」





と一緒に探し始めてくれるヌナ。俺もやっぱり気になるから




「なーヌナ」



「んー??」



と机の下辺りを探しているヌナに話しかける




「ヌナさ、メイク室戻ってくる前泣いてたん?」



と俺の質問にびっくりし、立ちあがろうとしたのか、おもいっきり頭を机にぶつけていた。




「いったぁあ!!」





「ヌナ大丈夫??」




と俺は慌ててヌナに駆け寄りヌナの頭を撫でた。
すると顔が近くなり、ヌナの顔が赤くなった気がした。



「だ、大丈夫!!」





と俺の手を払い除け





「ピ、ピアス探さないと」





やっぱり話してくれそうに無い。俺はイライラしてきてつい、、





「うん、、でも俺気になるんやけどそうゆうの」




「な、何が??」



「なんで泣いてたんかはわからんけど。なんで俺たちの前で泣いたこと隠すん?そんな頼りない?俺ら」




「そうゆうわけじゃない、、けど」




「じゃあっ、、」




「心配いらないから!大丈夫!!ほら!早く急がないとトゥメ待ってるよ。」



と俺はヌナに近づき、



「ヌナ、、大丈夫って言ってるけど現に、、」




「あっー!あった!これ?」




「それやけど、俺の話、、」




「ほら!サッサ行っといで!」



とやっぱり話を遮る。これ以上聞いても答えそうに無いから俺は諦め





「もぉ、わかった」




と伝え部屋を出た。現に泣いてたくせになんで。俺はやっぱりヌナが好き。どうしても守りたくなる。ヌナが溜めてるもの全部俺に吐き出してや。

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作者名:さくら | 作成日時:2023年5月21日 18時

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