Re:Re:《6》

♯300 ページ50

慎｢A、ごめん……一人でこんな所まで来させてごめん……｣


部屋に入って来るなり、抱きしめてずっと謝ってる

“もういいよ、大丈夫だよ、来てくれてありがと”
って何度も何度も伝えたけど、あまりにも申し訳なさそうに何度も謝るから、何故か涙が出た


A｢お腹すいてない？夕食の時間ずらしてくれたの。遅くなり過ぎたら迷惑だし、先に食べよ？｣


慎｢…………うん｣


A｢…………慎〜笑って(笑)｣


そう言うと、やっと笑顔を見せてくれた
思いっきり作った笑顔だけど


A｢ん！！これ美味しい！！慎も早く食べてよ！｣


慎｢ん！ホントだ〜美味いっ(笑)｣


美味しいものを食べてると、自然と慎の笑顔も増えて来た

何か思い悩んでる事があったとしても、この時間だけでも忘れられてたらいいけど……


A｢食べ終わったら、露天風呂行く？食べてすぐは無理かな……外お散歩する？｣


慎｢寒いよ？大丈夫？｣


A｢うん。慎がいるから(笑)｣


慎｢俺がいるから大丈夫か(笑)ちょっと外歩こうか………………話したい事もあるし｣


A｢………………話したい事……慎、明日は一緒に居られるの？帰らなくてもいいの？｣


慎｢帰らないよ。Aとずーっと一緒にいるよ(笑)｣


A｢良かった(笑)トラブル、解決したんだね(笑)｣


慎｢ほらっ！コート着て。マフラーして。手袋も。外マジで寒いから｣


今、逃げたよね？
話し、逸らしたよね？


A｢…………慎？……何があったの？隠さないでよ……｣

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