Re:Re:《6》

♯280 慎 ページ30

【慎side】


Aに打ち上げ行くって連絡したら、梓さんの家に行くからゆっくりして来てって言ってくれた

最初から打ち上げあると思ってたよーって

そう言ってくれたら、後ろめたさを感じず参加出来る
別に後ろめたいとか思わなくていいんだけど
何となく……気が進まない


“今向かってます。遅くなってすみません！”
って、他の共演者さんに連絡すると、“早くおいでよ！待ってるよ！”って返信があった

仕事先から送って貰ってマネージャーとも別れた


慎「お疲れ様です。帰りはタクシー呼ぶので」


マネ「明日7:00に迎えに行くから」


早っ！！！！……7:00か………起きる自信ない
とにかく早く帰ろう…


何号室だったっけ？12…
てか、ホテルで打ち上げって初めてだなぁ…
最近結構増えてるらしいけど


部屋に行くと、さっちゃんが出迎えてくれた


紗月「遅いぞー(笑)もぅ紗月待ちくたびれちゃった」


慎「や、すみません…仕事だったんで」


紗月「入って入って〜(笑)」


部屋に入ると、さっちゃん以外誰もいなかった


慎「…どういう事」


紗月「みんなもう帰っちゃった(笑)」


慎「え、ついさっきLINEしたら待ってるって来たのに帰るか？あ、プロデューサーさんは！？」


紗月「知らないよぉ(笑)それより、シャンパン開けようよ(笑)開けずに待ってたんだよ(笑)」


慎「俺も帰る。みんな帰ったんなら意味無いでしょ」


紗月「私たち、主演だよ？2人で打ち上げしてもいいんじゃない？」


慎「…………帰る」


紗月「待って！！！！！！」


追いかけて来たさっちゃんが俺の前に回ってそのままキスをした


慎「……………………………」


撮影で嫌という程キスしたけど
これは演技のキスじゃない

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