Re:Re:《6》

♯274 ページ24

険悪な空気が漂いまくってる
2人とも完全にお箸を置いて臨戦態勢


慎「俺は、Aとの時間が必要なの！その為だったら今少しくらい無理してでも旅行行きたいのにどうして分かってくれないの？｣


A「慎の体が心配なの！！眠れてないんでしょ？SNS荒れてるよね？今日も載ってたよストーリー。慎が無理してまで行く旅行なんて楽しくないよ？｣


慎「何で……分かってくれないの？」


A「慎も……どうして分かってくれないの？(泣)」


こんなバカバカしい理由でケンカなんてしたくない
だけど、私がどれだけ心配しても慎に伝わってないんだって思うと、悲しくなる


A「……うどん伸びちゃったね…………違うメニューにすれば良かった……ごめんね……」


慎「あ……全然……伸びてても美味いし大丈夫……(笑)とりあえず……食べちゃおっか」


A「……うん」


とりあえず、ひとまず休戦……
ブヨブヨに伸びきった麺を2人でズルズル啜った




慎「電気消すね」


A「うん」


話の進展がないままベッドに入った


A「旅行……キャンセルしていい？」


慎「…………Aが俺と行きたくないならね。行きたくないなら勝手にキャンセルすれば？」


A「そんな言い方………」


慎「Aが心配してくれるのは分かってるよ。でも俺の気持ちは無視？」


A「…………………」


慎「……俺がAといる時だけ眠れる意味、もっと深く考えてみて。おやすみ」


一瞬迷って、おでこにキスしてくれた


A「……おやすみなさい」


隣にいるのに悲しい夜

慎、今日ちゃんと眠れる？
私は、眠れそうもないよ

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