Re:Re:《6》

♯251 ページ1

食べたお皿をキッチンまで持って行った
まだ慎のお皿にはチーズが固まってカチカチになったピザが残ってる


言うんじゃなかったかな……
目の前にいる私じゃなくて、あの人の事考えてる

私の事なんて、目に入ってない？？
久しぶりに会ったのに、こんな風になるとは思わなかった。私が話を吹っ掛けたんだけど……


A「ま〜こ〜と〜」


慎「………ん？………なに？(笑)」


A「お風呂入ろ〜よ(笑)」


慎「風呂？……あぁ……A先入って来て(笑)」


一緒にいても、慎の顔を見ると悲しくなる
帰ろうか迷ったけど、慎と向き合うって決めた
だから、鬱陶しいと思われても私は慎に絡んだ


A「慎も一緒に入ろ〜よ〜」


慎「どうしたの、珍しいね？(笑)」


A「久しぶりに会ったんだからいいじゃん(笑)」


慎「うん、分かった(笑)じゃあさ、先に入っててすぐ行くから(笑)」


A「うん(笑)」


そう言ったのに、全然入って来なくて
もうこれ以上入ってたらのぼせてしまうから諦めて出たら、誰かと電話で話してた
私を見て、すぐに切ったけど


慎「あ、今入ろうと思ってたとこ(笑)」


A「もうのぼせるから出た」


慎「ごめん……(苦笑)じゃ俺入ってくるね。すぐだから、待っててね(笑)」


私の頭を撫でると、服を脱ぎながらバスルームに向かった


ほら、このテーブル。
カーテンの色だって、そっくりでしょ？
画像だと電気の反射とか光具合で少し違って見えるのかもしれないけど

ソファに置いてるクッションだってまんまじゃん

ここに座ったかもしれない
このベッドで寝たかもしれない
慎がそんな事するはずないって思う反面、相手が相手だけに、無いとは言えないよね？

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