可愛イケド心配 ページ11
「とりあえず、部屋に戻ろうか。炭治郎たち無断でここまで来たでしょ」
「うっ...」
病室と治療室は場所が全然違う。それに、手当するための道具とかもあるから患者は立ち入り禁止までは行かずとも不用意に立ち寄っていい場所ではないはず。
...私の匂い辿ってたらここまで来ちゃったんだろうなぁ
「ドタバタしてて首の傷のこととかも説明できてなかったし、特別任務の話も出来てなかったからね。部屋に戻ってゆっくり説明させて」
「あぁ...まぁ、ゆっくり出来るかはわからないが...」
炭治郎の言葉に首をかしげる。ゆっくり出来ない理由でもあるのかな?
とりあえず炭治郎に案内してもらい、3人が一緒に寝ている病室まで来た。...で、すぐ炭治郎の言葉の意味が分かった。
「A!!?大丈夫だった!?ここに運ばれたあとAに会わないし話だけ聞いたら大怪我したって...って包帯だらけじゃん!!!大丈夫!?大丈夫なの!?俺は全然大丈夫じゃないけどA大丈夫!?」
「善逸騒がしい」
「善逸は、ずっとAのことを心配していたんだ。だから...会ったら多分ゆっくり話すのに時間かかるなと思ってな...?」
うん、これはゆっくり話すのしばらく無理だわ。とりあえず善逸の問いに一つ一つ答え、恐らく30分経った位で少しおさまった。
そして私の姿を一目見て、ポっと頬を赤く染めた。
「Aの袴姿可愛い」
「善逸もそう思うか!俺も思ってたんだ!似合ってるぞA!」
「え〜急に褒める?不意打ちすぎて恥ずかしいんだけど...」
そう言えば伊之助静かだな...と思い探すと、既にベッドの上でシュンっとしてた。可愛い...可愛いけど心配になる...!!
「い、伊之助...?」
「ゴメンネヨワクテ」
「えっ?よ、弱くないでしょ?」
「マモレナクテゴメンネ、オヤブンナノニ」
「助けてこの伊之助の扱い分からない!!!」
伊之助は身体的ダメージも大きいけど精神的ダメージも大きいようで...!自分は強いと信じてたのに沢山自分より強い人出てきちゃったもんね!仕方ないよ戦いの経験数だよ!!
3人で伊之助を慰め、やっと本題に入れるようになった。
「...さて、まず最初に話したいことがあります。炭治郎はもう知ってるけどね」
「あぁ...」
「え、なに?A何かあるの?」
一番最初に話すこと、それは自分の階級だ。炭治郎は柱合会議に来たからね、知ってるよね。
私は善逸と伊之助の方を見て、自分を指差した。
柱ヨリ年齢→←イラストを!!!頂きました!!!本っ当にありがとうございます!!!
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なぎ(プロフ) - 更新楽しみに待ってます…‼ (2022年8月14日 15時) (レス) @page42 id: c7ded9271f (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 更新待ってます…応援しています!頑張ってください!! (2022年5月25日 23時) (レス) @page42 id: ef64ea2517 (このIDを非表示/違反報告)
しらこのり - 更新ずっと待ってます 再開して欲しい… (2022年1月15日 11時) (レス) id: 573692b408 (このIDを非表示/違反報告)
人類のようなナニカ - コメント失礼します。この作品本当に大好きで、読み進めるのが楽しくて楽しくて仕方がないです!応援しています!!!!更新頑張って下さい! (2022年1月7日 19時) (レス) @page42 id: 60efa73c00 (このIDを非表示/違反報告)
栞乃(プロフ) - 投稿楽しみにしてます! (2021年12月31日 18時) (レス) id: 8c5f3cdf03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:杏 | 作成日時:2019年8月20日 14時