衝撃的ナ場面 ページ46
「どうしたの？善逸くん」
「Aちゃん…炭治郎…。なぁ、この音何なんだ？気持ち悪い音…ずっと聞こえる。鼓か？これ…」
「音？音なんて…」
「私にも聞こえないよ？鼓の音なんて…」
急に、聞こえ始めたポンッポンッという音。屋敷から聞こえるその音につられてそちらを見ると、ポンッという音と一緒に血まみれの人が二階の窓から屋敷の外へと放り出された。知っていたものの実際に見る衝撃は凄くて一瞬固まってしまったが、すぐ正一君とてる子ちゃんの視界を遮るように覆いかぶさった。
背後から、ドシャッという生々しい音が聞える。つい背後に目を移してしまった。人、人が…地面に叩きつけられて…ッ
ヒュッと息を飲むと、急に視界の端から市松模様の緑が映った。すぐ、視界いっぱいに広がる。見慣れたその着物の柄に、はぁっと息を吐いた。
「見るな！A！！」
炭治郎の言葉にはっとして、ぎゅっと目を瞑りながら二人を抱き締める。本当、私鬼は斬れるのにグ ロ耐性無い…無理…
少しだけ震えながら二人に抱き着いていると、背中に手が回った。正一君とてる子ちゃんが片手ずつ私の背中に回したようだ。それだけで、少しだけほっとする。
屋敷から、鬼の雄叫びが聞こえる。同時に、鼓の音も。急な出来事に少し放心していると、抱き締めている正一君が口を開いた。
「に、兄ちゃんじゃない…兄ちゃんは柿色の着物きてる…」
震えている正一君の声に、私は安心させるように腕に力を込めた。にしても、原作より早めに視界遮ったのにちゃんと見てたのか。やっぱりすごいよ正一君。
炭治郎はその言葉を聞いて、他にも捕まっている人がいると気付いた。息絶えてしまった男の人をゆっくりと地面に横たえ立ち上がる。
「…A、大丈夫か？いけそうか？」
「…ッ大丈夫！早く行こう！」
私も立ち上がり、最後に二人を撫でてから炭治郎の元へと駆け寄った。まだ冷や汗かいてるけど、弱音吐いてる場合じゃない！
炭治郎はそんな私に気遣わしげな目を向けていたが、すぐ頷いて善逸くんに声をかけた。
「善逸！！行こう！」
「…ッ！」
善逸くんがぶんぶんと首を横に振る。それを見た炭治郎が物凄い表情を浮かべた。あ、聖母タンジロ―とか言ってごめんなさい全然違う。怖い怖い原作に出てないだけでこんな怖い顔してたのね。
炭治郎のその表情を見て善逸くんも震えあがっていた。うん、これは怖いね…
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エリカ - はぅー!!!!!!!時間的に間に合わないけど、杏寿郎さんといちゃラブしてほちぃ!!!!!!!!!!!!!! (2020年4月23日 17時) (
レス) id: f0480ad40d (このIDを非表示/違反報告)
りん - うーん…結婚できるの姫島さんかむいむいかな〜？ (2020年4月22日 22時) (レス) id: 4a20aa403e (このIDを非表示/違反報告)
愛心 - 富岡さんの富はこの冨ですよ (2020年4月18日 15時) (レス) id: b59d3295d5 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 「弦弥」じゃなくて「玄弥」ですね(番外編の求婚会議) (2020年1月4日 22時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
ネームネーム - 1の方でもそうだったんですが、冨岡さんが富岡さんになってます。（上のちょんっていうやつがあるかないか） (2019年12月20日 16時) (レス) id: a0201b5f31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杏
| 作成日時：2019年7月15日 1時
